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孔子の生誕2562周年を祝う中国

2011年9月28日は中国儒学の始祖・孔子の生誕2562周年記念日。中国政府の主催で、国内の多くの地区で記念行事が大々的に行われた。近年、中国政府は孔子の儒学を批判する姿勢を180度転換し、大々的に孔子を宣伝するようになった。 海外では孔子学院が相次ぎ設立されている。国内の学者たちは、中国政府は孔子の儒学を復興させようとしているのではなく、孔子の名を借りて長年来国民を洗脳してきた共産党文化を粉飾している、などと指摘する。、、参照記事



文化革命当時は上のイラストのような行いが横行し墓やゆかりのある史跡が破壊され徹底的に弾圧された。多くの孔子研究家は海外に逃れ、国内に留まった人は迫害に耐え切れず自殺した者もいる。2005年くらいから180度転換して、孔子の生誕を祝う祝典が国家行事として執り行われ、孔子の彫像が大量に増やされ、国外では多くの国で孔子学院が相次ぎ設立されている。この事や孔子については過去2008年12月のブログ:儒教社会主義をめざす中国。 に簡単に書き留めた。



この共産党の変節に対して批判も多く、中国の経済学者で儒学研究者でもある綦彦臣氏(上)は「当局は孔子という無形資産の商標権を乱用しようとしている。これは非常に低俗なやり方だ。この時代に中国共産党が国際社会でマルクス・レーニン主義を語れば、まったく相手にされないはず。根底から悪の理念だと認識されているからだ。だから、当局はハイテク武器を模倣するというやり方と同様に、孔子を悪用し始めており、共産党文化を粉飾して政権のイメージ向上を図ろうとしている。孔子学院は、文化交流の看板を掲げて各国を騙す手段となっている。場合によってはスパイ機関と化している」と語っている。

孔子学院がスパイ機関かどうかは確認も出来ないが、2010年10月までに日本も含め96の国と地域に332校が設置されると同時に分校に相当する孔子課室が369 校設置されている。社会主義は、社会統治の一技術にすぎず、儒教思想は、社会主義で出来ない公共の秩序を第一義の教えとし仁義礼智信を説き、人間を教化することで世の中を変化させようとする。しかし、それを指導する党内部で組織内官僚主義的が蔓延し、汚職腐敗が常態化していては組織の堕落を国民に置き換えた問題のすり替えでしかないのではないか?社会の健全を求めるなら、国家にはそれ以上の健全さが必要だろう。もし健全さがあって、その健全さを他国にまで求めれば、独裁国家を支援したり、武器の違法輸出などは出来ないはずだ。今の中国には、思想と実情と経済に大きな不整合が在ると言う事だろう。一言で言えば矛盾だ。

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