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1月23日(月) ムネオ日記

 テレビ・新聞・全国紙・スポーツ紙は、稀勢の里の初優勝のニュース記事で一杯だ。

 千秋楽結びの一番、白鵬の渾身の寄りを土俵際で必死に残し、なんと白鵬を投げ飛ばした。

 テレビで見ていながらも稀勢の里に何か目に見えない大きな力が働いたと思うような展開だった。

 横綱と大関の見ごたえのあるドラマチックな何度見ても唸るような大相撲だった。

 まさに大相撲の醍醐味を示してくれた2人の熱闘に拍手を送るものである。

 数々の記事の中で、東京新聞24面で「相撲道 愚直に15年 たたき上げの意地胸に 稀勢の里 横綱確実」という見出しが目に入った。

 白鵬との結びの一番で、押し込まれた場面。「誰かに支えられた気がした」。千代師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)のことか問われると「それもありますし、後押ししてくれた気がします」。2011年に急逝した恩師に思いをはせた。

 中学を卒業後、すぐに入門した鳴戸部屋。同年代の多くが高校、大学生活を送る年頃に、相撲漬けの日々を送った。

 「若の里関(現西岩親方)も三役だったし、そういう人たちと稽古していると、おのずとスピード感もつく。馬力もそうだし、遊ばれているうちに強くなるのがよく分かる。恵まれていた」。肌を合わせることで力をつけた。

 部屋が生活のすべてだった。「学校にも行ってないし、そこが社会みたいなもの。いい教育だった」。15歳で飛び込み、下積みから始めた。上下関係や礼儀に厳しい独特の世界で心、技、体を磨いた。

 角界では「たたき上げ」と呼ばれる中卒は今や支流ではない。

 今場所の幕内42人のうち、最多は外国出身の15人、大学出身の12人。中卒は8人。その1人として稀勢の里は「高校、大学(出身)はサラリーマンみたいな雰囲気あるからね」。昔かたぎのたたき上げの自負がある。何度も優勝を逃しながらも、不屈の精神で賜杯を抱き、最高位への道を切り開いた。(生駒泰大)

 教えられる聴かせる記事である。

 もう一つ朝日新聞35面に「『努力で勝つ』亡き師匠に雄姿 30歳で横綱」という見出しで「天才は生まれつきです。もうなれません。努力です。努力で天才に勝ちます 萩原」中学の卒業文集にそう記した。(抜井規泰)と出ている。

 子供の頃の思いを忘れず、ひたすら歩んだ稀勢の里を勝利の女神は見ていたのである。

 最高の親孝行、師匠孝行し後援者に感謝する姿に私も胸が熱くなったものである。

 23日の横綱審議委員会で25日の番付編成会義が待ち遠しい。

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