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反トランプデモ、欧州でも動き

トランプ大統領の就任から一夜明けたアメリカで、トランプ氏の女性蔑視や人種差別的な言動に抗議して、大規模なデモが全米各地で行われ、フランス、オーストラリアなど世界各国でも、と報じられています。首都ワシントンで行われた「女性大行進」には約50万人が参加し、歌手マドンナさんなどもデモに参加し「ホワイトハウスを爆破したい」などと発言した、ということです。

フランスのパリでも約7千人が「自由・平等」などのプラカードを掲げて行進しました。チェコ、イスラエル、インドなど各地でもデモが行われ、80ヶ国での参加者は470万人に上りました。過激な言動は、選挙中だからだと信じようとしていた人たちが、就任演説を聞くなどして、そのままの言動で大統領としても振る舞うことがわかり、抗議の動きが広がっているのかと思います。

これから4年間、どのようにアメリカの、世界の舵取りをしていくのか、どうしても絶望的な気持ちになります。心配していたとおり、トランプ大統領の就任の波紋が、欧州にも及んでいます。今年、大きな選挙が相次ぐEU各国の右翼ポピュリズム政党が、就任式翌日の21日、ドイツに集まり、民衆による政治が始まった、と気勢を上げ、トランプ大統領と同じ「自国第一」を掲げている、ということです。

3月に総選挙があるオランダのウィルダース自由党党首、4~5月に大統領選挙があるフランスのルペン国民戦線党首、9月に連邦議会選挙があるドイツのAfD(ドイツのための選択肢)のペトリ党首などが、トランプ氏を意識し、欧州の統合を重んじて難民受け入れに寛容なドイツのメルケル首相と対峙する発言をしています。世界中が分断されてきているように感じます。

それぞれの国の不満の背景は違い、どのように共同して取り組むのかは明らかではありませんが、不気味な動きであることは、間違いありません。トランプ大統領のアメリカや欧州での動きは、ひとごとではなく、各国の政府や政治家、そして国民が、何が平和や自由、平等や公正のために必要かを考え、行動していくことが不可欠だと思います。

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