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韓国 イラクの石油開発で大誤算

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2011年9月16日の記事によれば、 韓国石油公社がおよそ4億ドル(約310億円)を投じて進めてきたイラク北部のクルドKurd石油開発事業だが、探査の結果、事業性がないことが分かり、最終的に失敗したことが明らかになった。韓国のいらくへの進出は、2008年1月のブログ イラク北部クルド人自治区と国際紛争(1)修正 に書いていて、当時はうらやましく思ったが、石油開発はそれほど簡単ではないようだ。右、黄色い部分がクルド人分布 赤い部分は、分離独立を求める過激組織PKKの拠点。詳細は、過去ブログ:トルコ、クルド紛争再燃 を参照

韓国石油公社がクルド地区で開発を進めている五つの油田開発事業の探査結果によると、原油が存在しないか埋蔵量が非常に少ない、あるいは原油ではなく水や少量の天然ガスしかないといったケースばかりで、経済性がほとんどないことが分かった。この結果、石油公社は契約締結と同時にクルド自治州に支払った「署名ボーナス」の2億1140万ドル(現在のレートで約162億円、以下同じ)と、その後に投じられた探査費用1億8868万ドル(約144億円)を合わせ、計4億ドル(約310億円)近い損失を出した。参照記事

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イラク北部、クルド人自治区では分離独立を目指す紛争が過激化している。上の地図の黄色がクルド人が分布している場所で、大きくイラク、シリア、イラン、トルコにまたがり、トルコとは2011年8月全面戦争寸前の状態になった。トルコ、クルド紛争再燃

今年8月までに行われた探査試掘の結果、これらの鉱区では原油が発見されず、発見されたとしても当初の推定埋蔵量を大幅に下回る。当初の推定埋蔵量が12億バレルを超えていたバジアン鉱区では、原油は発見されたものの、日産量は当初期待されていた15万‐20万バレルにはるか及ばない200バレルで、商業性がないと分析。推定埋蔵量7.9億バレルと見込まれたサンガウ北鉱区は、原油はなく、水と少量の天然ガスが発見されただけだった。推定埋蔵量10億バレルのクシュ・タパ鉱区は、採算が取れるほどの原油がほとんどなく、現在探査試掘が進められているサンガウ南は、探査目標値(地下3000‐4500メートル)にほぼ到達したが、原油発見の可能性は低いことが確認。一方、ハウラ地区ではまだ探査試掘が実施されていないが、韓国石油公社の持ち分は15%にも満たず、経済性も低いとされる。この地域での石油採掘の採算性については、日本も含め早い時期に各国の企業が否定的な結論を出し、手を出さなかった。

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