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田園都市線の遅延に関するツイートについて

私の表記ツイートを多くの方がリツイートされ、ネット記事にもしてもらいましたので、本件に関する事実関係と藤末の考えをまとめさせて頂きます。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1701/20/news084.html


まず、藤末は田園都市線を休日も含めほぼ毎日使わせてもらっています。毎日休みなく電車を運行して頂いているかたがたに心から感謝を申し上げます。
しかしながら、近年、通勤時の電車が混雑し、そして時刻表通りに運行されないことが日常化していると感じます。田園都市線を利用している知人たちも同じような意見で、状況がよくなったという方に私は 直接会ったことがありません。また、鉄道会社が遅延防止や混雑回避に目に見える改善をしているかというとそうは思われません。
30分遅れたら無料にすべきと言うのは暴論と言われますが、私は会社が遅延対応の努力を十分にせずに遅延が起きた場合はペナルティを負うことありうべしと考えます。その極論が無料(料金返還)です。
正確な表現をしていないことはお詫び申し上げます。


ただ、私が問題にしたいのは、「30分遅れたら無料」ということではなく「遅延を防止する仕組みがない」ということです。鉄道が複数あったり、鉄道以外の代替交通手段があり、利用者が選択できればいいですが、独占状態だと、「遅延を防止するインセンティブは鉄道会社が持つことは難しい」と考えます。
私は小さな遅延に大きな問題があると思います。
一つは、ご意見の中にもありますが、安全が低下する可能性があると言うことです。 JR福知山線脱線事故事故も遅延を取り戻そうと運転手が焦ったことがが原因だと言われています。今の電車やホームの混雑を見ていると、ホーム転落など大きな事故がいつおきてもおかしくない状況だと思います。
また、利用者に与える不便やストレスも大きなものとなります。例え10分程度の遅れであっても、何万人も方々に不便をかけ、その総量は莫大な時間のロスとストレスを生むことになると考えます。田園都市園の2015年度一日平均輸送人員は 1,245,923人(前年比 3.0%増)となっています。おそらく朝の遅延は数十万人の時間を奪っているのではないでしょうか。
http://www.tokyu.co.jp/railway/data/passengers/#dt


ちなみに、私が使わせてもらっている田園都市線の10分以上の遅延の状況(2014.11~2015.10)についてみると、遅延発生回数[1週間(平日5日間)当たり]『約1回』となっています。最近は、感覚的に1回以上あると思います。
また、混雑率(池尻大橋>渋谷)を見ると、平成19年に198%だったものが平成27年には184%に改善しているとなっています(国土交通省データ)。十年前は電車の中で本を読んでいた記憶がありますが、最近は本が読めません。どうも体感とデータがかい離していると感じます。
<30分以下(3分以上)の遅延の発生状況原因(国土交通省資料より>
①部内、部外の別では、部外原因が94%、部内原因が6%
②部外原因の中でも、
混雑・混雑を背景としたドア挟み(計47%)、
急病人(12%)、
線路支障 (落とし物等)(6%)など、
利用者に起因する遅延が約7割を占めている。
小さな遅延は昔から気になっており、国土交通省の担当部局にも検討をして欲しいとお願いしていました。
そして、実際に専門家による検討をしてもらい、「遅延対策ワーキング・グループ最終取りまとめ」が昨年4月の公表されました。
https://www.mlit.go.jp/common/001138607.pdf
この取りまとめには、小規模な遅延対策として以下のような対策例が示されています。


【対策例】 (ハード対策) ・複々線、連絡線の整備 ・信号設備、運行管理システムの改良 3 ・駅施設の改良(ホーム増設、構内・コンコース改良、ベンチ等の除去) ・車両の更新(多扉・ワイド扉車、拡幅車両の導入) (ソフト対策) ・ホーム要員・警備員の増員 ・啓発活動

そして、『また、遅延対策については、鉄道事業者の取組みだけではなく、駆け込み乗車防止や整列乗車などのマナーアップ、オフピーク通勤など、利用者一人一人の行動によって改善できる余地も大きい。さらに、沿線自治体や企業の積極的な取組みも期待される。
このため、国としては、まずは遅延に関する適切な指標を設定し、遅延の現状と改善の状況を定量的かつ継続的に把握し、これを分かりやすく「見える化」することで、鉄道事業者に更なる改善の取組みを促すとともに、利用者や沿線自治体等に理解と協力を求め、利用者との協働や沿線自治体等の取組みにつなげることが重要である。』とも記されています。


ちなみに、東急は 、運行状況を利用者に伝えるスマホアプリを無料で提供しています。
鉄道事業者による「見える化」を通じた効果的な対策の実施については
『鉄道事業者においては、「見える化」を通じて、自ら運行実績データを詳細 に分析するとともに、他事業者との比較を行い、これらに基づいた効果的な 遅延対策を行うことが重要である。その際、ICカード乗車券利用実績デー タをはじめとするビッグデータなどを活用して深度化を図ることも有効であ る。また、鉄道事業者間で、このような取組みに関する経験やノウハウを共 有し、自社に適合した取組みを考案していくことが望まれる。 』とされています。


そして、鉄道事業者による小規模な遅延対策として、
『日々の小規模な遅延は、遅延時間は短いが、累積的には利便性を大きく損 なうものであり、鉄道事業者の積極的な取組みが求められる。具体的には、 遅延の発生源となる障害の解消のため、駅ホームの増設・拡幅、信号設備・ 運行管理システムの改良、多扉・ワイド扉・拡幅車両の導入等のハード面の 対策や、乗降・乗換えを円滑化するための駅係員による案内、ホーム要員・ 警備員の増員等ソフト面の対策について、効果的に実施していくことが必要 である。 』としています。
これらの提言をどこまで対応してもらえるかが、問われています。
私は、国会からできる範囲で、上記のような取り組みをプッシュするとともに、藤末のアイディアを提案していきます。
賛同いただける方は是非とも応援ください。

この国会で前進させます。

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