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誕生、トランプ大統領の世界!

数年前、カフェの長テーブルに「空気をシェアする」仲間たちが集まり、お互い会話こそしないけれど共通点を感じ取ることに心地よさを持つ流れがありました。「君と僕は似たものがあるよね」。これがオバマ大統領の色でした。

人々は1%と99%の格差に不満を述べ、富裕層と一般庶民は双方、受難の時代だったとも言えます。その富裕層も皆が皆、自分の資産を膨らませ続けたわけではなく、フェイスブックのザッカーバーグ氏のように社会還元を打ち出した人も多く見受けられました。寄付が当たり前のアメリカにおいてその社会構造を下支えしているのは目立たないながらも富裕層からの莫大な資金の提供でありました。

トランプ氏が大統領にバトンタッチした今、アメリカの色はどう変わるのでしょうか?私は99%の殻を破るチャレンジが出来る社会になる気がしています。民主政権の時は自分のポジションを固定化し、そのポジションの改善を外に求めました。一方のトランプ氏の姿勢は「ポジションは自分で動かせ、その門は君の為に開いている」と聞こえます。トランプ氏が国家の分断化を修正し、ベクトルを一方向に持っていこうとしているのは「可能性のアメリカ」を再現しようとしていないでしょうか?

トランプ氏の雇用へのこだわりの根源は何でしょうか?「どうせ、俺には仕事はない」「この街はもう死んだ」と諦めている人に一筋の光明があるとすれば幸せです。私の見るトランプ氏は「人々の再活性化」に全力を注ぐように見えます。

活力にはその弊害を除く必要があります。様々な規制、足かせ、不法移民、不当価格による搾取、得るべき税の流出であります。アンダー(袖の下)で働く不法労働者のおかげでアメリカ人の雇用を奪っているとするのは正論であります。アップルやスターバックスが様々な細工で節税対策をしていたことをなぜ、アメリカ人はもっと騒ぎ立てなかったのでしょうか?それらの商品がアメリカ人の日常に入り込みすぎていて否定できないほど抱き込まれていたとしたらどうでしょうか?

トランプ氏が中国をやり玉に挙げる理由は安い中国元で輸出攻勢をかける姿勢かもしれません。同じことは日本にも言えるかもしれません。だからこそ、「ドルは強すぎる」と本音が出たのでしょう。それだけトランプ氏は愛国心が強いとも言えます。

私は今年の10大予想でトランプ氏のポピュラリティが上がる、と予想しています。何故か、といえば人は周期的にその考えを転換する傾向がある中で今までの「枠に収まる心地よさ」から「汗をかいてみよう」と目覚める人が一人、またひとり増えてくると考えたからです。今、トランプ氏に抗議をする人の一部には自分をまだ、変えられない人がたくさんいます。しかし、大衆が一つの流れを作り始めるとその河はより太く、強く、大きくなります。

トランプ氏を批判する声は多いでしょう。ジョージ ソロス氏はその典型です。閣僚やブレーンにばらつきはないのか、トランプ氏はそれらのバラバラのスタンスを取りまとめることができるのか、確かにハードルはあります。その一方でクリントン氏を応援していたウォーレン バフェット氏はトランプ氏の閣僚を「圧倒的に支持」(ブルームバーグ)とし、暗にダメな閣僚がいれば取り替えればよいとしています。

私がトランプ氏のポピュラリティが上がる可能性をみたその理由はカリスマ性であります。オバマ氏は色がなかった人です。無色透明。心地よいのだけど、ピリッとしたものや甘いものもなかった方です。人は刺激を求めています。ここを多くの人は見落としています。

しかし、私はトランプ氏のカリスマゆえの困苦もあろうと思います。ツィッターでストレートな批判をする大統領はどうかと思います。過度な敵対心もどうかと思います。一方で政治家然していない粗削り感こそアメリカが選んだ大統領だとも言えます。

少なくとも私はアメリカ国民ではありません。よって彼が選ばれたことに批判はしません。

では日本は今後トランプ大統領のアメリカとどう共存し、どうドライブしていくのでしょうか?それは日本自身が考えることです。不屈の日米同盟であったとしても時々で温度は変わります。その時、日本はどういう色を出していくのか、これが最も大事なことであります。TPPは早速離脱方針を表明しました。NAFTAの再交渉方針も打ち出しました。では、アメリカがポーズ(停止)している間に日本がやらねばならないのは日本主導のグローバル化に向かったアライアンスづくりでしょう。カナダやメキシコは独自の対案を作り、大国依存主義から自立する力を持ち、アメリカに「ならば結構」と言える強さを持つことが肝心ではないでしょうか?

少なくともいえることはアメリカは舵を大きく切り直しました。荒波が立つ中でそれに飲まれるのではなく、乗り越えていく野望とチャレンジ精神が沸き立ったというのが今日という日であります。私もより一層チャレンジしていこうという認識を新たにした日であります。

では今日はこのぐらいで。

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