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41年間姉妹を監禁、暴行 容疑者は父親80歳 オーストリア





オーストリアAustria司法当局は2011年8月25日、同国中部,ブラウナウBraunau地区のサンクトペーターアム ハートSt Peter am Hartで1970年以降41年間にわたり、現在53歳 (Christine)と45歳(Erika)になる、精神障害を持った娘2人を自宅に閉じ込めて性的暴行を繰り返していた疑いで、父親(80:名前はゴットフリート・ワグナーGottfried Wagnerと一部で報道された。)を逮捕した。



父親は娘2人が12歳と4歳の時から暴行を始め、外部との交流も禁じ、娘らは繰り返し脅され、恐怖で警察に通報できなかったという。3年前に死亡した姉妹の母親Berta さん(死亡時85歳)も虐待されていたとみられる。長女は今年5月に、反抗すれば殺すと脅されていたにもかかわらず、戦う事を決意し、性的暴行をしようとした父親を突き飛ばし、父親は怪我を負い起き上がれなくなった。娘達は助けを求める父親を2日間無視したが、その後外部に連絡し、ソーシャルワーカーが派遣され事件が発覚した。



この小さな街St Peter am Hart(人口2400人)の近くにあるブラウナウはヒトラーの生まれ故郷。参照記事 地元ニュース映像 ニュース映像2
広い田園の中に一軒だけ建つ家は大きく、部屋は沢山あったが、彼女たちには、地下の乱雑で不衛生な部屋が与えられ(上が地下の写真で、中央の椅子は室内用の便器)、寝るときはキッチンの木のベンチで寝る事を強制されていた。父親は、娘たちが逆らうと木の棒でたたいたり、農機具のフォークで突いたりし、いつも監視していて外部とのコンタクトを禁止し、所有するショットガンで、逃げれば殺すと脅していた。



それにしても、2008年 ヨゼフフリッツ(Josef Fritzl)の24年間地下室監禁事件2006年 ナターシャ・カンプッシュNatascha Kampusch8年間監禁事件 の有名な監禁事件の舞台もオーストリアだった。
過去ブログ(1)18年後に見つかった誘拐された少女 Jaycee Lee Dugard 監禁 アメリカ

2011年8月27日:その後の調べで、姉妹は共に生まれたときは正常だったが、その後の父親の性的虐待で、徐々に軽度だが精神に異常をきたしたと判明し、生活に与えられた地下は、ドラム缶や農機具、セメント袋、オイル缶、木材などが乱雑に置かれ、実に不衛生だった。母親も夫のサディズムの犠牲者で、暴行を受け服従を強いられ、その母親は死の床で、父親の行為を絶対口外しないように姉妹に約束させていたとある。5月のある日、長女は、いつもの卑猥な行動に出た父親の頭をミルクジャーでなぐり、強打された父親は倒れて動けなくなり、そのまま2日間放置された。姉妹は、そのまま死ねばいいと思っていたそうだが、その後救急車を呼び、父親は命を取り留めた。その後姉妹は多くを語ろうとはせず、やっと収容先で話し始めたのは6月になってからだった。

父親は気難しく厳格な事で近所でも知られ、姉妹は母親の墓を訪ねた際に一度目撃されていた。マスコミの注目はヨゼフ・フリッツの際の様な、父親との間の子供のことだが、今回の事件では子供の存在は確認されていない。姉妹は、小学校へは通い、その頃父親の知人からも暴行を受けた様だが、この件に関しては、事件が古く犯罪の立件は難しいとされた。容疑者の父親は、姉妹に極端な拘禁、拘束はしていないものの、姉妹の社会への順応を阻害し、暴行し、殺すと脅迫した犯罪行為が立件される見通し。(記事により報道内容に多少混乱があり、一部正確でない可能性があります) 参照記事 参照記事


人間だけが持つ犯罪と言う行為、その中でも異質なのが近親相姦や虐待であり監禁だ。何度か監禁事件を書いているが、犯人に共通するのは異常性欲と凶暴性。後天的に人間がこうなると言う事は、こういう人間を作り出す事もできると言う事だ。これと戦争や紛争で軍人が起こす、無意味な残虐とは無関係だろうか?

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