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「リテラシー低いから仕方ない」といってるうちは永遠に搾取される

今週は年末から続いた連休とか休日シリーズが終わり、フルの週五日勤務でみなさんお疲れ様です。

さて、わたくしいつもいつも、「リテラシー」についてばかり書いていて相当飽きているのは事実ですが、またまたリテラシーについて書くわけです。リテラシー低めのみなさんにはほとんど届かないと思うんだけど、最近は週刊文春とか初のファッション誌のSmart(今月末の発売の奴)とかでも伝道師として解説したりしてるし、ロータリークラブでも話したりするので徐々にエリアを広げてます。

まず、わたしはリテラシーを

自分に必要な情報を得る力

と定義づけています。リテラシーが低い人たちというのは情報を探せない、または探しても取得する気がない人たちなわけです。リテラシー低い大衆と、やや高めのみなさんの間には深い谷があり、これをキャズムといいます。それはもう、底なしの深い谷で、下まで降りて渡ってくるのは不可能なくらい深い谷です。
リテラシー高めの中にもイノベーターとかアーリーアダプターのような尖り目の人もいますが、ごく少数なのでまとめてアーリー・マジョリティとしました。

いままで何度も同様のエントリーを書いています。

テレビの影響力は絶対に弱まらない。情報弱者とキャズムがある限り
「国民に説明が十分されてない」というキャズムについて
新聞はどうして売れなくなったかをキャズム理論で説くとすぐわかる
ネットからマジョリティへの認知にはキャズム(溝)が深すぎるという講義

勘違いしやすいのは、リテラシーが高いということは、PCやスマホなどの機器類を使いこなせることと同義語ではないということです。ネットは情報を収集できる道具ではありますが、ネットを使わなくても収集できる人はできる。ネットの無い時代だってリテラシーが高い人はいました。自分が会った中でもヤンキーの虎みたいなクラスタで、パソコンもちゃんと使えないのにやたらビジネスの情報に詳しい人もいました。

逆にスマホは使いこなしてソシャゲやりまくってるけどリテラシーが激低い人も大勢います。ただしネットは情報収集に非常に向いているので、使えた方がいいにきまってます。

どんどん深くなるキャズムと格差

ネットの普及によって、キャズムは浅くなるのかと思いきや、全く逆の話になってきていると思います。かえってキャズムは深くなり、情報弱者は増加していると思います。これはなぜか、何回も書いたのですが・・・・

昔は新聞や雑誌など、印刷物がたくさんあった。ホワイトカラーのお父さんがいれば、新聞なら数紙は購読するのは普通だし、雑誌も何誌も買っていた。ネットと印刷メディアの大きな違いは

印刷メディアは複数で回し読みする

という点です。家や職場に新聞が数紙あってラックにかかっているのが普通だったから、みんなで回し読みもしていたわけです。「ほら、ココ読んでみな」みたいな会話もあった。しかしPCやスマホの普及で一気に印刷メディアが大減少した。結果、

情報収集する人はするけど、しない人はまったくしない

と、二極分化してしまったというわけです。リテラシーがそこそこある人と、全くない人の二極化と言っても良い。

リテラシー低い人をペルソナ風に説明すると(あくまで傾向なのであてはまらない人も当然いるからここは突っ込まないように)

1 低学歴の高齢者
※いまだにオレオレ詐欺に引っかかるクラスタ
2 専業主婦
3 ヤンキー
4 レベル低めの学校の女子校生
5 仕事できない中高年の管理職・経営者

みたいな感じでしょうか。早慶未満の学生も相当にリテラシー低いのが多いですが、社会に出て1年もするとかなりまともになってはきます。ずっと低いままなのは無職のヤンキーとか専業主婦。こういう人たちが詐欺的な情報商材の客になり、ソシャゲのヘビーユーザーとなっていくわけです。

モバイルサービスの提供条件・端末に関するガイドラインについての意見募集に対して寄せられた意見及び総務省の考え方

高市早苗は馬鹿っぽくて自分も嫌いなのですが、この中の主婦のコメントがいかにも情弱です。

来月子供の回線が 2年目を迎えます。2年前までは一括0円などのキャンペーンがあり、買い替え易かったのですが、総務省の余計なチャチャのお陰で、負担増になっております。月々の料金が下がる訳でもなく、ただただ負担増です。安部総理の指示は事業者を儲けさせて、設備投資費に費やす様にしろと言う内容でしたっけ? 大臣が悪いのか、お役人が悪いのか・・・本末転倒どころか、総務省のお馬鹿加減が露呈しただけかと思います。もう少し国民第一の対応をして下さい。つまり、全て撤回して下さい。お願いします。

搾取されてたこと自体に気づいてない・・・・

そもそも理解力も0どころかマイナス。馬鹿なのは総務省ではなくてあなたです。子供の携帯なんて2年たったらキャリアを解約して格安スマホにMNPすれば毎月のコストは何分の1かになる。格安スマホなんてあれだけテレビでコマーシャルもやってるのに、調べる気にもならんのか。

携帯代についてはリテラシーの高い人たちは毎月のコストを大きく削減できているのに、そうでないこういう人は調べないで文句言うだけなのですな。こういう人たちを正座させて「どうすれば携帯代を安くできるのか」を小一時間も説教すれば少しはマシになるかもしれないのだが、そもそも論でなんで総務省がこんなことしているのかも分かってないし、分かろうとしないから、どんどんとキャズムが深くなっていくわけです。

キャズムは本人が自分のリテラシー度に気づけば埋めていける

さて、リテラシー、つまり情報収集力の格差が大きく深くなって二極化するとどうなるか。考えられるのは貧富の格差がさらに広がるってこと。
知的レベルが二極化すれば、当然ながら収入の差も拡大していく。知的レベルが低ければ耳あたりのいい言葉にすぐ騙される。それが本当に実現可能かを判断できないからだ。トランプに投票した南部の貧困層とかもみんな同じでしょ。「すぐに儲かる」「絶対儲かる」という言葉にもすぐ騙されてしまう。

先週末ですが、シングルマザーの方から「高価な情報商材を買わされてしまったがどうすればいいのか」と、ブログを読んで質問を頂きました。しかし、この方はご自分で「自分のリテラシーが低いから騙されてしまった」と気づいていらっしゃる。こういう方は、徐々にキャズムを埋めていけるはずだ。

まずはいろんな新聞の報道をひとつの新聞に偏らずにいろいろ見比べてみる。次に疑問に思ったら必ずググってみる。ネガティブなことを書きながら実は最後は誉めるのがクソアフィリエーター。きちんとした記事と金儲けのためのクソ記事を見分けることが出来るようになったら一歩前に進める。匿名や誰が書いているかも分からないものは「内容に責任は負いません」という証だから、話1/3にとどめる。これくらいまでくればだいぶん騙されないようになってるはずだ。

こういう話を書くと必ず「学校で教えるべき」という人がいるのだが、自分が見るかぎり、そもそも学校の先生ほどリテラシーが低いクラスタもそうそうない。1日中子供と一緒にいるわけで、一般社会との接触が少ないから、こうした刺激を受けるチャンスも少ないはず。どうせなら学校で専門家を呼んでリテラシー向上教室とかやったらいいのにと思います。大学の講義で「情報収集学」というのを設ければけっこう人気もできると思うんだけどなぁ。

本日の一冊。昨日買って一気に読んで大変に面白かったのでお薦めがコレ。作家の濱 嘉之さんは元公安で内調にも勤務していたことがある専門家。シリーズ全巻読んだけど、今回のは時事物の裏話とかがめっちゃ入れ込まれてフィクションだけど中国や韓国のマフィアや政治とのつながりが面白くて最高です。習近平やトランプや蓮舫も出てきます。主要人物がみんな中国嫌いなのがオモシロス。

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