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トランプ氏の会見

トランプ次期大統領の昨日の会見では、批判的メデイアの記者には質問させず、徹底的に攻撃を加えていた。こうした姿勢に不安を感じた人が多いと思う。従来、民主主義国では政治家はメデイアを通して国民に語るという姿勢が一般的であった。しかし最近ではメデイアを通さず、ツイッターなどSNSを通して一方的に発信するスタイルが広がっている。トランプ氏はその極端な例だ。

記者会見では何を質問するかは原則的には記者に任されており、私も経験したが、首相にとって記者会見は相当神経を使う仕事だ。記者の質問にうまく答えられなくて、政権が失速した例も多い。そこで最近では質問に答えないで、一方的に発信するツイッターなどSNSを利用する政治家が増えている。一般の人々がSNSを活用することは問題ないが、それが大統領など権力者への批判を排除するために権力者によって使われるとなると大きな問題だ。

日本でも安倍総理など、国会でも嫌な質問には答えず、逆攻撃をする。自分を持ち上げてくれるメデイアを重用し、批判的なメデイアを排除する。ネット上の批判に対しても反撃する体制を組織しているようだ。SNSは民主主義の活性化に役立つと期待されてきた。しかし、トランプ次期大統領のように権力者が批判的質問に答えるのを避ける目的で、一方的な発信のために使う傾向が強まっているのは問題だ。 

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