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五輪ゴルフ会場は「若洲」に変更を 改革会議「霞ヶ関は五輪憲章にもとる」

 ジャーナリストや議員ら有志で構成する日本ゴルフ改革会議は11日、東京都に2020年東京五輪のゴルフ会場の再考を申し入れた。大会後のレガシーなどの観点から、現在の霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)から若洲ゴルフリンクス(東京都江東区)への変更を求めた。

選手村からの距離や夏の暑さを問題視

会見に臨む大宅映子氏

 同会議は2014年6月に発足。五輪会場見直しやゴルフ人口減少などゴルフに関わる問題を検証している。評論家の大宅映子氏が議長、ジャーナリストの蟹瀬誠一氏、スポーツライターの玉木正之氏らが副議長を務めるほか、ホリエモンこと堀江貴文氏や、松沢成文参議院議員も委員として名を連ねる。

 申し入れ前に開いた記者会見で、同会議は、若洲ゴルフリンクスが五輪後に誰でも利用できるパブリックコースであることと、東京駅や羽田空港から15分で到着可能なアクセス面の利点を主張。霞ヶ関カンツリー倶楽部は会員制のプライベートコースで、五輪後に一般の市民が自由に利用できないほか、選手村から44キロメートル離れている距離の問題や平均最高気温が35度を超すという夏の暑さを指摘した。

会場見直し理由を説明する松沢成文氏

 松沢氏は、霞ヶ関では女性が正会員になれない点を挙げ、男女格差のある会場での開催は「五輪憲章にもとる」と訴えた。4日に組織委の森喜朗会長が霞ヶ関での開催を「本当にできるのか」と懸念した発言を取り上げ、「ようやく気づいていただいた。小池知事にも決断していただきたい」と、会場見直しを期待した。

 霞ヶ関は1929年創設で国際大会も行われる名門コースだが、若洲はもともとゴミを埋め立てた造成地をゴルフ場に整備したもの。大宅氏は「世界からお客さんを招くのにそんな会場でいいのか。(ゴルフ場の)格が、という声もある」としながら、「世界でエコが言われる中、逆にゴミ捨て場がこれだけ生き返ったことを見せる機会になる」と強調した。

 蟹江氏は、当初の会場は若洲だったとして「途中でなぜ霞ヶ関に変わったのか」と決定過程を疑問視した。

 東京五輪のゴルフ会場は、日本ゴルフ協会が有識者を含む委員会を設置して検討の末、霞ヶ関カンツリー倶楽部が2020年大会招致時の立候補ファイルに記載された経緯がある。同協会では「すでに五輪に向けて改修工事も終了している」として現会場で問題ないとしている。

(取材・文:具志堅浩二)

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