記事

ポケモンGO、中国で禁止 「地図データ利用」が国防上の脅威に

Erik Kain ,CONTRIBUTOR

ポケモンGOが中国政府の意向により、人口13.6億人の新大陸への進出の道を絶たれた。世界中で大旋風を巻き起こしたポケモンGOだが、中国のゲームファンは当面、パクリ版の「City Elves GO (城市精灵)」等のゲームで我慢するしかなさそうだ。

ロイターの報道では中国当局は、ポケモンGOのセキュリティ上のリスク及び安全性が確認できるまで、このゲームの立ち上げを認めないという。政府が管轄する中国音像与数字出版協会(CADPA)は、ポケモンGOが「地図情報のセキュリティに脅威を与え、交通機関や個人の安全を脅かす」と述べている。

問題となっているのは消費者の安全に対する懸念と、国家のセキュリティ上の問題だ。安全の観点から言うと、ポケモンGOのプレイヤーが強盗に遭ったり、交通事故に巻き込まれたり、怪我をした事例が世界各地で報告されている。しかし、これだけが禁止の理由になるとは思えない。

より重大な問題は「地図情報のセキュリティに対する脅威」だ。海外の企業や政府が、国内の詳細な地図データにアクセスすることは、それがポケモンGOのようなゲームであったとしても、中国政府にとっては懸念すべき事態だ。ポケモンGOは中国で禁止されているグーグルマップの情報を利用しているため、いずれにしろ中国進出は不可能であるのだが。

しかし、これで中国と日本との友好関係が損なわれたかというとそうではない。中国では青少年の教育に悪影響を与えるとして2000年以降、家庭用ゲーム機の生産・販売が禁止されていたが、2013年に規制緩和を実施。15年からソニーのPS4の販売も開始され、販売額は昨年11月時点で前年比56.7%増を記録。2016年の販売額は33億7000万元(約550億円)に達する見通しとされていた。

編集=上田裕資

あわせて読みたい

「ポケモンGO」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    民進議員パワハラ"あまりに酷い"

    和田政宗

  2. 2

    "まとまらない"民進党の深刻な病

    週刊金曜日編集部

  3. 3

    日韓対立煽動に利用された"神話"

    WEDGE Infinity

  4. 4

    ホンダは「怖いもの知らず」

    片山 修

  5. 5

    住宅予算を1000万円下げる生活

    PRESIDENT Online

  6. 6

    すぐに眠くなる人は病気なのか

    PRESIDENT Online

  7. 7

    受験するなら"文学部"が良いワケ

    山本直人

  8. 8

    "スーツ恐怖症"の投稿に共感続々

    キャリコネニュース

  9. 9

    森友学園 メディアの姿勢に疑問

    源馬謙太郎

  10. 10

    "ネコ"ノミクス 経済効果は2兆円

    キャリコネニュース

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDまたはYahoo!IDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。