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休日の「寝だめ」に効果はあるのか?

 休日に「寝だめ」をしたところで、平日の睡眠不足を補うことはできない。ただ、その習慣を断ち切るのは、ことのほか難しい場合がある。

 学術誌「Brain, Behavior, and Immunity(脳、行動と免疫)」に最近掲載された調査論文によると、「寝だめ」習慣が長く続けば続くほど、眠さを自覚しにくくなり、日常作業にいつも以上の努力が必要になっていることにも気付きにくくなる。結果的に、不健康な習慣を改めようという動機も失われがちになるのだという。

 この調査は、米ボストンにあるベス・イスラエル・ディーコネス・メディカルセンターで行われた。被験者となったのは、普段は1日8時間の睡眠を取っている18歳から35歳の男女14人。同メディカルセンターに25日間寝泊まりする調査を数カ月の間隔を空けて2回行った。

 1回目の25日間では、被験者は平日に午前3時から7時までの4時間、週末に8時間の睡眠を取った。2回目は毎晩8時間眠れるようにした。

 その結果、以下のことが明らかになった。ストレスホルモンと言われる「コルチゾール」の体内分泌レベルを調べたところ、平日に4時間睡眠を続けた1回目の25日間では数値は上昇し続け、8時間睡眠の週末2日を挟んでも数値は戻らなかった。血液検査で計測した炎症活動を示す2つの指標も同様のパターンになった。

 一方で、眠さについての主観的な点数は、4時間睡眠の平日の間は大幅に上がったが、週末には通常のレベルにほぼ戻った。そして、この眠さ点数は週を追うごとに漸進的に下がっていったという。

 つまり、生理的ストレスのレベルは週末2日を挟んでも戻らなかったにもかかわらず、被験者が眠さを感じることに慣れていったことを示唆している。

 同調査はあくまでも少人数を対象に、病院内の管理された環境で行われた点を研究者らは注記している。

By ANN LUKITS

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