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意味不明な安倍政権

日本政府が駐韓大使を一時帰国させるのだそうです。

駐韓大使、一時帰国へ 少女像設置に対抗「即時撤去を」
菅義偉官房長官は6日午前の記者会見で、韓国南部・釜山の日本総領事館前に慰安婦問題を象徴する「少女像」が設置されたことへの対抗措置を発表した。長嶺安政・駐韓大使と森本康敬・釜山総領事の一時帰国や日韓通貨スワップ協定の協議中断など4項目。2015年末の慰安婦問題をめぐる日韓合意の着実な実施を迫る姿勢を鮮明にした。

http://www.asahi.com/articles/ASK163SX8K16ULFA00M.html

ぬらりひょん、こと菅義偉官房長官は
「日韓関係に好ましくない影響を与える」と指摘し、対抗措置は「極めて遺憾であるということを示した」と説明。措置を講じる期間については「状況を総合的に判断して対応していきたい」

のだそうです。まったく意味不明ですね。

元々、日韓合意では、

1 岸田外務大臣

 日韓間の慰安婦問題については,これまで,両国局長協議等において,集中的に協議を行ってきた。その結果に基づき,日本政府として,以下を申し述べる。

(1)慰安婦問題は,当時の軍の関与の下に,多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり,かかる観点から,日本政府は責任を痛感している。

 安倍内閣総理大臣は,日本国の内閣総理大臣として改めて,慰安婦として数多の苦痛を経験され,心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し,心からおわびと反省の気持ちを表明する。

(2)日本政府は,これまでも本問題に真摯に取り組んできたところ,その経験に立って,今般,日本政府の予算により,全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒やす措置を講じる。具体的には,韓国政府が,元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し,これに日本政府の予算で資金を一括で拠出し,日韓両政府が協力し,全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復,心の傷の癒やしのための事業を行うこととする。

(3)日本政府は上記を表明するとともに,上記(2)の措置を着実に実施するとの前提で,今回の発表により,この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。

 あわせて,日本政府は,韓国政府と共に,今後,国連等国際社会において,本問題について互いに非難・批判することは控える。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na/kr/page4_001664.html

とあります。従軍慰安婦問題に関して、“多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり,かかる観点から,日本政府は責任を痛感して”おり、“心からおわびと反省の気持ちを表明する”つもりならば、「慰安婦問題を女性に対する性暴力の一例」、として世界が克服すべき普遍的な課題として少女像を設置することに何の問題もあるとは思えません。むしろ、日本こそ少女像の設置を積極的に進め、自らが“心からおわびと反省の気持ちを表明する”方が良いと思えるわけですが。

まさか、“多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり,かかる観点から,日本政府は責任を痛感して”おり、“心からおわびと反省の気持ちを表明する”つもりなのに、「もう、済んだ話だろ、思い出させるような真似すんな」などという、「記憶の暗殺」という言葉ですら生ぬるいゲスな真似をするつもりではありますまい。

もちろん、歴史修正主義、が目的ならば(つまり、「慰安婦問題は嘘だ、ねつ造だ、そんな問題なかった」と振舞いたいのなら)意味は通じますが、そうでないのならば、駐在大使の一時帰国、などという真似は諸外国からも懸念の目で見られることになるでしょう

では。

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