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HOKTが語る壮絶の半生(中編):チーム設立、暴力事件での逮捕、そしてラッパーへ

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HOKTが語る壮絶の半生〜チーム設立、暴力事件での逮捕、そしてラッパーへ〜(中編)

ドラマ『池袋ウエストゲートパーク(I.WGP)』のキング役のモデルとなった男、HIP HOPグループNCBBのリーダーでもあるHOKT。彼が自身の歴史の中で、最も危険なアルバム『G in RHYMES SEASON2』をリリースした。

今回、その7枚目になるアルバムに刻まれたHOKTの人生をガチで告白してもらった。
インタヴュー中編では、ドラマ『池袋ウエストゲートパーク(I.W.G.P)』のモデルとなった、あのヤバイ時代から故郷・北海道の北見市に戻るまでを語っている。

―ピンクドラゴンを辞めた後はどうしたんですか?

退職と同時に住む家も無くなり・・・。新聞広告で見つけた仕事は新聞店(笑)。アパレルからの転職。振り幅がすごいですよね。初めは戸惑いましたよ。光から影みたいなね。全く違う業種なので。でもこの仕事は高給でしたし、用意してくれた家も綺麗なマンションだったので、なんとなく始めたら以外と楽しくて。
ピンクドラゴンで接客をやっていたから、営業トークが上手くなっていた。俺自身も若いし、イケイケだったから、契約がボコボコ取れるわけですよ(笑)。2、3カ月で幹部になり、配達しなくてもいい管理職になっちゃった。 20、21歳くらいの時ですかね。 一番いい時は、月に数百万くらい稼げた時もあった(笑)。地味な仕事だったけど、自分の時間も沢山あり、いい仕事でした。ここではピンクドラゴン時代に教わった事を活かせましたね。生意気に、突っ張らないで、人の意見も聞く事とか(笑)。

―スゲー!

この仕事は儲かるな! と(笑)欲しいもの買えるし、新聞屋なのに高級なマンションに住んで(笑)。もちろん家賃は会社持ち(笑)。早速CADILLACを買って、週末になると渋谷までクルージング。府中にあったLOWRIDER SHOPで、知り合った仲間達と溜まって遊んでいました。95、96年頃ですね。まだ、渋谷、宇田川の通りがもっと広くて、アメ車も両端に停められて。俺らはもっぱらナンパ(笑)。ノーバイオレンス(笑)。ちょうど、プリクラができたくらいの時代だった。アムラーからコギャルに変わるくらいの時代(笑)。 あの時代は、Dr.DREとかスヌープ・ドッグをウーハーで鳴らしながら山下公園や、大黒ふ頭にもよく行ってた。今でもやってる、DIRTYJOKER CAR CLUBの当時の先輩や、仲間には沢山の事を教えてもらいました。



--{ヒップホップの目覚めと当時の時代背景}--
―へぇ。

ファッションや音楽、クラブ遊びも。俺はロイクーファッションも、チカーノファッションも楽しんでたし。ローライダーとかWest Coast HIP HOPの文化が一気に日本に入ってきて、爆発した時代でしたからね。90年代の中期のHIP HOPはソウルやファンクを、そのままサンプリングしてる曲も多くて、俺はもっともっとHIP HOPやR&Bが好きになっていったんです。 ガキの頃、日本の歌謡曲も好きだったし、ムード歌謡とかも好きだったので。なんか、哀愁を感じる曲が好きだったんです。だからこそメロディのないトラックやラップに対しては、それほどカッコいいと思ってなかった(笑) 。

そんな時にDr.DREの『クロニック』を聴いて、"なんだこれ!"って。その後すぐに、スヌープ・ドッグや、2PACがリリースされて。まぁ、やられたんですよね。ズドーーーン! うわ、こんなHIP HOPあんのかよ!って。今までのブレイクビーツに合わせてラップしてる感は、あまりピンとこなかった俺は、そっちよりも、メロディのあるHIP HOPが好きになった。 そこでウエスト・コーストのHIP HOPにどっぷり浸かっちゃうわけですよ。DIGってるうちに、"これはウエスト・コーストっていうんだ〜、Gラップっていうんだ"って。HIP HOPってコーナーがまだCD屋にあまりなくて、Black Musicってコーナーだった(笑)。だから、より専門のシスコや、マンハッタンに、レコードを買いに行くようになったんです。今まで"Shy Guy"とかを、流しながら大黒ふ頭へ行っていた、チャラい自分が恥ずかしくなっちゃって(笑)。"ヤバいヤバい、Dr.DREに変えないと!"みたいな(笑)。

そっからウエスト・コーストのHIP HOPやGファンクが、どんどん盛り上がってきた感じで。DEATH ROW全盛期。このレーベルのアーティスト全員にやられてた。その後、東西戦争もあり・・・。ルースレスのEazy-Eが死んだり、2PACとビギーの悲しい事件があったり。沢山の影響をHIP HOPからもらった時代ですね。 Bone Thugs-N-Harmonyも大好きでよく聴いてた。

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