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軍事用AR企業「ODG」 21世紀フォックス等から66億円を調達

Aaron Tilley ,Forbes Staff

サンフランシスコに本拠を置くオスターハウト・デザイン・グループ(Osterhout Design Group、以下、ODG)は1999年の設立以来、軍事用に特化したAR(拡張現実)グラスを開発してきた。同社はシリコンバレーの企業としては珍しく、これまで自己資金だけで経営してきたが、一般向け市場への参入に伴い、初の資金調達を実施した。ODGは12月1日、シリーズAラウンドにて、21世紀フォックスや中国の深セン拠点のメーカーO-film Tech、北京の投資ファンドVanfund Urban Investment & Developmentなどから5,800万ドル(約66億8,000万円)を調達した。21世紀フォックスによるODGへの資本参加は今年初めに報じられていた。

調査会社ピッチブックによると、今回のラウンドにおけるODGの評価額は2億5,800万ドル(約297億円)だという。ODGにコメントを求めたが、回答を得ることはできなかった。

「我々は創業以来、一貫して自己資金で運営してきたが、今後大きな事業チャンスが見込める一般向け市場に参入するために、初めて外部から資金を調達する」とODGのピート・ジェイムソンCOOは述べている。

ODGはここ数年、民間企業向けARグラスの開発に取り組んできた。今年リリースした「R-7」は、価格が2,750ドルと高めだが、クアルコム製のスマホ用ハイエンドチップを搭載した高レベルな製品だ。ODGは、ヘルスケアや製造業、建設業での利用を想定している。現在、ODGは3,160㎡あるサンフランシスコの事務所で製品の組み立て作業を行っているが、急増する需要に生産が追い付いていないという。

「軍事向けに特化していたときは十分だったが、事業領域の拡大に伴って我々の設備も拡充しなければならない」とジェイムソンは話す。

ODGの創業者のラルフ・オスターハウトは、今でも同社の経営全般を監督している。オスターハウトは発明家で、個人の名義で200件ものパテントを取得しており、これまでに2,000を超える製品を開発しているという。

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