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【ギフトカード】、72%が額面以上の買い物!外食チェーンでは集客ツールになっている?

161225ギフトカード

■クリスマス当日に贈っても間に合うものにギフトカードがある。eギフトカードならメールで簡単に送れるのだ。ギフトカードは年末商戦で最も人気にある贈り物となっている。全米小売業協会(NRF)が11月に発表した調査によると、ギフトカードは10年連続して最も貰いたいプレゼントとなっているのだ。6割近くの人がギフトカードを欲している。ギフトカードはクリスマスプレゼントで最もよく利用され、次に誕生日や何かのお返しに贈るギフトとなっている。昨年の年末商戦では支出の18%がギフトカードに費やされており(cardcash.com)、若い人ほどギフトカードをプレゼントにする傾向にある。ギフトカードをプレゼントにすると回答した65歳以上は40%しかいなかったのに対して、25〜34歳は85%近くにも上っている。ギフトカードを貰った人の72%が額面以上の金額で買物をし、平均で20%も多く支出するのだ。つまりアマゾンの100ドルのギフトカードを贈られると貰った方は120ドルの買い物をするということだ。またギフトカードを貰うと、セールを待ってギフトカードを利用するより正規の価格で購入する確率が2.5倍も高くなる。ギフトカードを貰うとその価値も高めに見る傾向があり、ギフトカードを贈られた半数近くの人は50ドルの価値のプレゼントより25ドルのギフトカードの価値を高めに見るとしている。バーサタイルなギフトカードを販促手段に使う大手チェーンストアも少なくない。例えばメイシーズでは21日から2日間、600店以上のメイシーズで先着250人に1日のみ有効な10ドルのギフトカードを無料配布した。JCペニーでも23日に2日間有効な10ドルのギフトカードを無料配布した。クリスマス直前にお客がギフトカード10ドル分以上の買い物をすると分かっているからこそ、メイシーズもJCペニー無料配布したのだ。
 ギフトカードを使った販促には、まだ可能性があるということだろう。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。当ブログではギフトカードの7つのメリットを何度も紹介しています。7つのメリットとは第1に返品の抑制で欲しい商品をギフトカードで購入するので返品がなくなることです。第2にギフトカードの未使用で、これは店側にとっては借金の帳消しになります。例えばベストバイの100ドルのギフトカードは、ベストバイにとって100ドルの債務ですから、ギフトカードを使わないことは借金が無くなることを意味します。第3は正価での販売とは、上記エントリー記事にあるようにギフトカードで買物をするとき商品がセール等で安くなるのを待つより、正規の価格で購入することが多くなるのです。第4として新規客やリピーター客の獲得です。ベッドバス&ビヨンドに行ったことがない人がそのギフトカードを貰うと行くことになりますから。第5は額面以上の買い物で、こちらもエントリー記事にあるようにギフトカードを貰った人の72%が額面以上の金額で買物をし、平均で20%も多く支出します。
⇒第6はオフシーズン中の客数や売上の増加です。クリスマスにギフトカードを貰って1月以降に買い物をするというパターンですね。で、第7はディスカウントできない商品の販促使用などマーケティングです。値引きできない商品といえばアップル製品があります。以前までアイフォンやアイパッドなど人気製品を値引き販売したらアップルから契約を打ち切られていました。昔、アップルと価格で揉めたのはコストコです。結局、コストコは数年間、アップル製品を販売しませんでした。店側にとってアップル製品で利益はありませんが、集客には寄与するためアイフォンやアイパッドはお店で扱いたいのですね。で、アップルを刺激しないように大手チェーンストアであってもディスカウントをせず、その代わりにギフトカードを付けていたのです。このギフトカードは集客のために販促ツールになっています。クリスマス直前に10ドルのギフトカードを無料配布するメイシーズやJCペニーの事例もあります。

⇒ギフトカードを集客で使っているのは実は外食チェーンなんですね。例えばアウトバック・ステーキハウスやオリーブガーデン、パネラブレッド、レッドロブスター、アップルビーズなどで50ドルのギフトカードを購入すると10ドル分のボーナス・ギフトカードがもらえるようになっています。チーズケーキファクトリーでは25ドルのギフトカードを購入するとチーズケーキ(1ピース)のギフト券2枚もらえます。カリフォルニア・ピザ・キッチンとPFチャンズでは100ドルのギフトカードを購入すれば20ドル分のギフトカードがもらえます。パパジョーンズでは25ドルのeギフトカードでピザ1枚が無料になります。購入するギフトカードは友人などにプレゼントにするものですが、ボーナスなどで自分にギフトカードを貰うとそれを使うためにまたレストランにやってきます。一人でくることはなく友人・知人を連れて、しかも10ドル以上のメニューを頼むことになるので大手外食チェーンではギフトカードにボーナスを与えているのです。
 ターゲットは2年前、感謝祭前に食品など50ドル以上購入すると10ドルのギフトカードを無料配布し、感謝祭日から始めたブラックフライデーセールで300ドル以上購入時に10ドルのギフトカードを使用するとさらに10%オフというトリッキー販促もやっていました。

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