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ノミネートの電通、関電ほか「コメントしない」――今年最悪のブラック企業は?

ノミネート会見に臨むブラック企業大賞実行委員。中央は佐々木亮弁護士。(撮影/斉藤円華)

ノミネート会見に臨むブラック企業大賞実行委員。中央は佐々木亮弁護士。(撮影/斉藤円華)

第5回ブラック企業大賞2016(同実行委員会主催)のノミネート発表会見が12月1日、厚労省記者クラブ(東京)で行なわれた。広告代理店最大手で、昨年12月に新入社員が過労自殺した電通をはじめ、関西電力、ドン・キホーテ、佐川急便など10法人が選ばれた。

選定基準は▽労働関連法令に違反またはその疑いが強い▽パワハラなどの暴力を日常的に従業員にふるう▽これらの行為により裁判で企業側の非が確定、または行政処分が科された、というもの。

関電は今年4月、高浜原発1・2号機の運転延長申請を担当していた管理職男性が自殺。原子力規制委員会への対応に追われた男性の残業時間は、2月には200時間に達していた。7月までに審査手続きを終えなければ廃炉が濃厚だったとされ、男性は審査「合格」当日に命を絶っている。

この他の主な選定理由は▽違法な長時間労働(エイジス、ドン・キホーテ、仁和寺)▽過密労働や不当労働行為(プリントパック)▽パワハラによるうつ病発症と自殺(佐川急便、日本郵便)▽長時間労働や残業代未払い(サトレストランシステムズ)▽賃金未払い等(ディスグランデ介護)。

会見でブラック企業被害対策弁護団の佐々木亮弁護士は「人手不足が進む中、退職させてくれない、入社したら求人情報の労働条件と全然違う、といった事例が増えている」と述べた。また、佐々木氏は「労働者は求人情報でブラック企業を見抜きようがなく、労働条件の表示に関する法的規制も必要」と指摘した。

ノミネート各社の反応は2日までで次の通り。「国の是正指導を真摯に受け止める」(エイジス)、「コメントは差し控える」(電通、ドン・キホーテ、関電、佐川急便)、「大賞を知らなかった」(サトレストランシステムズ)、「亡くなられた方にはご冥福申し上げる」(日本郵便)。大賞は23日に発表される。

(斉藤円華・ジャーナリスト、12月9日号)

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