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LINEがNaverまとめの著作権侵害やめないならBLOGOSへの転載とメルマガを止めようと思う

【BLOGOS編集部の皆さまへ】わたしのブログはLINEが運営するBLOGOSに転載されているわけですが、このエントリーが転載されないのであれば、即時でBLOGOSから引き上げて、いままでの転載分の全てを削除するように正式にお願いします。メルマガも今月でBLOGOSからの配信はやめるつもりです。BLOGOSはいままで右翼も左翼も幅広く掲載することでバランスを取ってきた点が素晴らしく、まさかこれを掲載しないとは思えませんが。

BLOGOSとのいままでの経過

いままで何度か書きましたが、わたしの前職はほりえもんに自分の会社を買収してもらったのでライブドアです。そのあとLINEになったのでいわば古巣みたいなもので、現社長の出澤さんは、わたしが買収されて出社したとき、隣の机で営業されてました。この間はリクルートのパクリを糾弾したし、ほんとうに古巣ばかりに喧嘩を売っています。

BLOGOSにこのブログが転載されるようになって何年経つか忘れましたけど、1円も頂いていません。現在フォロワー数は1217で、半年ごとくらいの人気ランキングでかなり上にいるはずです。PVにも貢献しているでしょう。で、なんでお金にもならないのに転載を許可しているかというと、前述のように右から極左まで、幅広く掲載している点が好ましいからです。韓国資本なのに韓国に罵声を浴びせるようなコメントも削除しない。

先日の発表とは真逆の対応

また、最近の一連のキュレーションサービスでの著作権問題では、真っ先にこうした発表を行いました。

NAVERまとめ、信頼性向上への新方針を発表 – まとめ作成者を格付け、1次発信者の権利保護

1次情報発信者の権利保護に関しては、「まとめられる権利があれば、まとめられない権利もある」と述べ、1次情報発信者側で利用範囲を設定できる機能を追加する意向を発表。サイト/URL単位で1次コンテンツのオーサー登録を受け付け、審査/認証が完了するとこの機能が有効になる見込み。加えて、広告収益の配分は、まとめ作成者にしか行われなかったが、今後はまとめられた側にも還元する予定だという。

こうしたことを発表したので自分の中ではLINEってやっぱ凄いなと思っていた。しかしこうした展開には間違いなく

いまのままではもたない

という意識があるのは間違いなく、いくら「法的には問題ない」と強弁しても誤魔化せない。で、この方針は2017年度中、つまり来年いっぱいかかる見通しです。当然ながら自分は他社と同じようにこの新方針で動き出すまでは、サイトは閉鎖するか、問題のあるものはすべて削除で対応し、問題投稿を行う人間をアカウント停止にするような姿勢で臨むのかと思っていた。しかしそれではないらしい。

さらに具体的には

NAVERまとめに無断転載を抗議したら、衝撃的な回答が来た

ということで、写真で食っているプロ写真家の写真まで無断でパクっていて請求してもお金を払わないどころか投稿者の情報も開示しない。「引用だから」という風に言ってもそもそも後述のように引用要件を満たしていないから引用ではない。「有料で販売している写真を無断で使えば当然損害賠償です。これはちゃんと判例も出ている。


こんな感じでパクられ・・・こちらはご本人の許諾を得て掲載してますから。

ぶっちゃけ、LINE以外の大手各社は、現在では無断使用の写真などの請求書を送ると、ほとんど支払いに応じています。これは数万円程度の少額で訴訟になった場合、弁護士費用と手間が比較にならないほどにかかるので、支払いした方が早いからです。
しかしLINEはプロの写真をパクったものを掲載したにもかかわらずこうした返答をしてくる。

そこにはこう短く記されていた。
開示は見送らせていただきます。
[理由]
貴殿よりご連絡のあった情報により「権利が侵害されたことが明らか」であると判断できません。

そう主張するなら、なぜ開示を拒否するのか、そして請求者の権利を侵害しておらずNAVERに違法性がまったくないことを根拠を示して記載しなければならない筈だ。しかしそういったことは何一つ書かれていない。これでは理由にならない。
もうひとつ、この回答書にも担当者の名前も所属部門も記されていなかった。何の根拠も示さない、発送者の名前すら記さない回答を送ってくるLINEは、東証1部上場企業だそうだが、これほどまでにコンプライアンスも社会常識もない会社が上場していていいものなのだろうか。LINE社が、カメラマン・イラストレーター・ブロガーなど創作者を莫迦にしていることがよくわかる回答書だった。

当然、無断使用の著作権料も支払わない

プロの写真を使って削除したら済むのか、済むわけがない。それで済むなら万引きしてもものを返せば無罪になる。わけないでしょう。最低でも万引きしたものの代金くらい払うでしょう。掲載されている期間、その写真なりを使って広告費を稼いでいたわけだから。

LINEは「プロバイダ責任制限法」に基づきと回答しているが、そもそもその法律ってなんのためかというと、総務省はこう言ってます。

ではLINEはプロバイダなのだろうか。たしかに定義では「電子掲示板等の管理者」となるのでプロバイダではある。しかしLINEは投稿者の記事に広告を配信しており、それで利益を得ている。Naverまとめの記事は、執筆者とLINEの共同作業でページが作成されていると考えるべきではないか。つまりこういうことです。このページが仮に著作権を侵害しているとすると


赤の部分は本文を書いた人間と関係なく、LINEが生成しているわけです。つまりこのページが著作権を侵害しているとすると、このページは書いた人間とLINEで共同して生成している。当然、LINEにも問題があると考えるのが普通で、本文のみが著作権侵害に当たるとは無理筋の説明でしょう。実際、タイトルには「Naverまとめ」という文字が入ってるじゃん。誰が見ても「Naverまとめ」の記事にしか見えない。

また、「引用だからそもそも著作権侵害ではない」というLINEの主張は無理筋です。引用の定義について文化庁の見解を見れば分かる。

他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)
(参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)

自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)の場合にのみ引用が許されるのであるから、本文のほぼ全てが引用である場合は、これは引用ではなくて無断転載です!!つまりNaverまとめはそもそも引用ではない。仮に右のサイドバーなどの文字数を含めるなら、LINEとの共同生成物になって逆にドツボ。

Naverまとめは引用ではなくて無断借用、転載です

Naverまとめはどうすべきか

常識的には新方針がシステム的に適用されるまで、サイト閉鎖が常識だと思う。またはすべて確認し、「引用としているものの文章量があくまで従のもの」のみを公開し、著作権侵害の訴えがある場合は使用料を支払う。事前に著作権者の承諾を得ていない写真や原稿が使われている記事は削除。

というのがまともだろう。

こうした方針を採らず、これから1年もコレで行こうとする場合はわたしは恥ずかしくてそんな会社のビジネスに協力できない。BLOGOSへの転載はお断りし、BLOGOSからのメルマガ配信も停止するつもりです。

心ある執筆者は続いてくれるものと信じます

著作権を侵害された人たちはどう戦うべきか

はっきりいってLINEの対応は著作権者をなめくさってるとしか思えない。よってこちらも同じ対応を取ることをお薦めします。

まず、「集団訴訟」とかいう人も多いが、誰かが訴訟起こしたら自分も乗っかる的なやつが5000人集まってもたいした力にならない。また集団訴訟となると準備に相当の時間がかかり、LINEはその間に方針を変えてしまうし、これだ横柄な対応をしてくる担当者への復讐にもならない。

であれば、侵害されたみなさんがひとりひとりで少額訴訟を起こせば良い。LINEの言うとおりに超面倒くさい手続きなんてする必要は無いのである。少額訴訟は弁護士がいなくても自分で起こせます。詳細はこちら

訴訟を起こす裁判所は、LINEのある渋谷区である必要はなく、あなたの住む場所の裁判所でかまいません。訴訟を起こせばLINEの担当者は顧問弁護士と一緒にその地方まで出向かねばならず、来なければ一発で勝訴です。全国で同時多発で次々に少額訴訟を起こせば良い。たとえ負けてもどうせ払われなかった金だし、いいじゃないですか。これが全国で何百件も起きれば、間違いなく横柄なLINEの担当者は家に帰れなくなり、全国行脚の旅です。弁護士費用も莫大です。

普通はこの手間暇かけて業務がストップするなら少額なら払ってしまいますけどね。
ということで、放置しているとLINE自体のイメージがどんどん悪くなり「パクリ企業のサービスはもう使わない」となるまえに対処した方が賢明でしょうということです。

無料のKindle本も出てます。内容がウケる!まんまそのまま。

簡単(弁護士不要)、迅速(一日で終了)、安価(数千円でOK)と、三拍子揃った債権回収策として利用できる、簡易裁判所の少額訴訟制度。その実態を、ギャラ30万円を払わない出版社を訴えた、「平成24年(少コ)第2282号請負代金請求事件」原告であるフリーライターが、豊富な実物裁判資料をベースに実況レポートします。個人事業主やフリーランスが金銭トラブルに巻き込まれると、どうしても泣き寝入りするケースが多いはず。しかし、泣き寝入りするなら本書を読んでからでも遅くありません。

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