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パナソニックとテスラの関係?

パナソニックはイーロン・マスクCEOの率いる米EV(電気自動車)メーカー、テスラモーターズに、太陽光パネルを供給すると、今日の日経新聞は報じています。
現に、大阪府貝塚市のパネル工場、二色の浜工場を、来年中にも再稼働するというんですね。

パナソニックは、車載電池においては、テスラ「モデル3」の電池を独占供給する契約を結び、米ネバタ州のテスラの車載電池工場“ギガファクトリー”に、総額2000億円ともいわれる巨額を出資しています。

テスラはEVの注目度が高いですが、家庭用蓄電池、太陽パネルの3点セットによって、「持続可能なエネルギー」を普及させようとしています。
太陽光発電設置を手掛ける米ソーラーシティを買収するのは、その一環です。

じつは、パナソニックが太陽光パネルの供給においてテスラとの協業検討を発表したのは、今年10月なんですね。10月31日のパナソニック第2四半期決算説明会の席上、社長の津賀一宏さんは、記者の質問に次のように答えました。
「テスラ様が求めている姿は、単純にEVメーカーではない。発電の過程を含めてサステナブルなエナジーの形に変えていこうとしている。私も、イーロンCEOからお話伺っているが、パナソニックの考え方は非常に近い。さまざまな分野で協業を進めようとしている」

国内市場に目を向けてみましょう。太陽光パネルの国内市場は、震災後、太陽光発電でつくった電気の買い取り制度によって一気に拡大しましたが、買い取り価格の低下によって一気に落ち込みました。パナソニックの二色の浜工場は、稼働停止に追い込まれていたんですね。

パナソニックは、太陽光パネルの工場を、ほかにもマレーシア・ペナンに持っています。最新鋭の設備を備え、生産コストの低いマレーシア工場は、優先的に稼働され、結果、二色の浜工場には出番が回ってきていなかったんですね。

テスラが、米国市場で太陽光パネル市場を一気に拡大することができれば、パナソニックの国内工場は大助かりとなります。

ただ、ベンチャー企業のテスラが、米国の太陽光パネル市場をどこまで拡大できるのかは、いわば未知数です。
果たして、テスラはパナソニックを救えるか。両社の関係は、今後どうなっていくのでしょうか。興味津々というか、これから目が離せません。

津賀さんは、会見の席上、イーロン・マスクさんを「イーロンCEO」と呼んでいたのが印象的でしたね。いずれにせよ、いま、日本の製造業で、パナソニックほどテスラに食い込んでいる企業は、ほかにありませんよね。

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