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「カジノ法(IR法)」の真実

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いよいよ明日から国会も最終版を迎えます。この15年にわたって取り組んできたIR法案にこの国会でぜひとも結論を出したいと決意を新たにしているところです。

検討を開始してから15年。法案を国会に提出してから5年。一度、衆議院の解散で廃案となり、再提出してから四度の国会で継続審議とされてきた法案です。「拙速だ」というご批判もありますが、240名を超える超党派の議員連盟でこれまで十分に検討を重ねてきた法案であるということをぜひご理解いただきたいと思っています。

法案を最初に国会に提出したのは、民主党政権時代。自民党が野党の時代でした。当時の議連の会長は政権与党たる民主党から輩出していただいていましたし、多くの民主党議員が法案策定にかかわっていただいた法案でもあります。また、民主党が民進党となった今も、多くの議員に議連に参加していただいており、先般は民進党の中に「IR議連」が立ち上がったところでもあります。民進党さんにも審議の一層の促進にぜひともご協力いただきたいと思うところです。

各種報道は必ずしもIR法案の真意を伝えてくれてはおらず、国民の皆さんの間にはいまなお、いくつか誤解があるように感じています。第一に、今回の法案はあくまでもプログラム法(基本法)であり、この法案が成立したからと言って、カジノがすぐさま合法化されるわけではないということです。

この法案に示された考え方、審議を通じて提出者が答弁において示した考え方、さらには付帯決議等に示された国会の意思にしたがって、これから政府が「実施法案」を一年かけて策定し、再び国会に提出して判断を仰ぐことになります。これまでのギャンブル関連法制にはなかった、二段階にわたる丁寧な国会での審査を前提としているのです。

今回の衆参の審議では主だった論点をほぼ網羅した活発な議論が交わされたと感じています。また、衆議院の段階では詳細にわたる付帯決議も附されました。法案や答弁、付帯決議に示されている主な内容をあらためてご紹介しておきたいと思います。

1.カジノ単体は認めない。あくまでもホテルや国際会議場、展示場、各種エンターテイメント施設などを有する統合型観光施設のみを認めることとする。カジノフロアーの面積は全施設面積の3%程度に限定する。

2.施行数は当面、全国で三カ所程度に絞り、施行総数についても法定する。

3.魅力ある国際観光地づくりに資する相当規模の施設でなければ認めない。

4.施行者は国の厳格な審査を経てライセンスを付与された事業者に限る。

5.カジノに関しては日本人に対し、一定の入場料の徴収、申告による入場排除などの入場管理政策を施す。

6.この際、これまでの既存の公営競技や遊技から発生しているギャンブル依存症についても抜本的な対策を講じ、全体としてのギャンブル依存症比率の低下を目指す。

7.納付金や入場料による収入を社会保障、教育、観光振興、文化芸術振興、ギャンブル依存症対策などに充当する。

法案の成立後、政府はこれらの基本的な方向に沿って一年をかけて詳細な制度構築をはかっていくことになります。その間、各党による議論や国民的な議論もさらに活発におこなわれていくことになるでしょう。まずはその作業のスタートを切らせていただきたいというのが、今回の法案なのです。

目的はあくまでも我が国の国際観光振興にあり、「観光立国」化へ向けて「MICE(国際会議、国際展示会)」機能を強化することや、我が国の観光産業全般の発展を期すことにあります。国会最終盤の審議へ向けて皆さんの一層のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げる次第です。

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