記事

【読書感想】ブームをつくる 人がみずから動く仕組み

1/2

ブームをつくる 人がみずから動く仕組み (集英社新書)

ブームをつくる 人がみずから動く仕組み (集英社新書)


Kindle版もあります。

ブームをつくる 人がみずから動く仕組み (集英社新書)

ブームをつくる 人がみずから動く仕組み (集英社新書)

内容(「BOOK」データベースより)
「うどん県」や「ひこにゃん」など数々の地方PRを成功に導いてきた“国民的ブームの仕掛け人”が、自身がこれまでに手掛けた事例を挙げ、独自のノウハウを公開。予算も実績もないブランドや商品を、社会的な「ブーム」や「文化」に導いていくプロセスを詳細に解説する。時代の読み方、消費者が共感するメッセージの発信方法、低予算で最大効果を狙う戦略など、PR業界のみならず、すべての働く人々に役立つ、具体的かつ実践的な“人を動かす”技術を明らかにする。


「うどん県」や「ひこにゃん」の仕掛け人が「PRのノウハウ」を紹介した新書です。
 ただし、「うどん県」という言葉やネット上で公開されていた動画や「ひこにゃん」というキャラクターをつくったのは、著者の殿村美樹さんではありません。
 なんだ、この人があれを作ったのではないのか、と僕は最初、思ったんですよ。
 でも、あらためて考えてみると、これらがいかにすぐれたアイデアやキャラクターでも、殿村さんがそれをうまく世の中にアピールしなければ、「成功」しなかったんですよね。
 すぐれたコンテンツをつくる才能とそれを広める能力を併せ持つ人というのは、案外、少ないのかもしれません。
 そして、うまくPRできなかったがために、埋もれてしまった可能性というのも、たくさんあるのだろうな、と考えさせられました。


 著者は、「PR」について、このように述べています。

「はじめに」でも述べたように、通常、PR業界では、特定の商品(モノやサービス)を広く社会の人に知ってもらうことを最終的に設定し、新聞や雑誌、テレビなどのメディアに取り上げてもらうための企画を練ったり、イベントをおこなったりします。そこまでがPR会社の仕事。商品の名前や存在を知らしめるところまでを請け負い、その効果を売り上げにどう反映されるかは、クライアント次第とされています。
 しかし、私はそれでPRが完結したとは思いません。商品の存在を人に伝え、価値を理解してもらうわけではなく、結果として具体的な行動を起こしてもらう。それもできるだけ長くその行動を続けてもらうことがPR業務だと考えています。
「具体的な行動」とは、商品であるモノやサービスを購入してもらうこと、あるいは、その土地に実際に足を運んでもらい、観光してもらうことなどです。そこまで人を動かして、はじめてPRの業務が完結し、目的を達成できるのです。


 著者は「PRを通じて、ひとつの文化をつくっていくのが目標」だとしているのです。
 逆に、僕はこれを読んで、「PR業界って、売り上げへの効果には責任を持たないのが当たり前なのか」と驚いたのですけど。

あわせて読みたい

「PR」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    よしのり氏「自民の勝利は当然」

    小林よしのり

  2. 2

    維新議員 相手陣営のデマに怒り

    足立康史

  3. 3

    若者は現実政党しか信じなかった

    門田隆将

  4. 4

    「小池の変」失敗の被害者は国民

    郷原信郎

  5. 5

    橋下氏 希望敗北でも「大功績」

    橋下徹

  6. 6

    昔なら恥だった『孤独のグルメ』

    fujipon

  7. 7

    時代遅れなアパレル企業の悲惨さ

    Chikirin

  8. 8

    立憲は野党再編へここから正念場

    三浦博史

  9. 9

    公明苦戦 山口代表の替え歌原因?

    三浦博史

  10. 10

    小池代表の排除発言は当然の対応

    一般社団法人日本戦略研究フォーラム

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。