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「保育園落ちた日本死ね」 流行語大賞 歴史を刻む言葉として

 流行語大賞の中に「保育園落ちた死ね」が入り、山尾志桜里氏が受賞したことがネトウヨたちには非常に気に入らないようで、執拗に噛みついています。
「日本死ね」への悪態こそ日本社会の病理 山尾志桜里氏への筋違いの非難

 この言葉が匿名ブログで発せられて、そして国会で取り上げられ、多くの待機児童を抱える親たちが立ち上がったことは、日本の政治史においても一つの象徴的な出来事としても刻んでおきたいものです。
 その言葉が流行語大賞の中に選ばれるということは何ら特異なことでもありません。
 しかし、その当時から、誰かのやらせだとか謀略だとかネトウヨたちを中心に騒ぎ立てていました。今、これに噛みついているのはつるの剛士氏も含め、その延長線上でしかありません。
 言うに事欠いて、流行語大賞としては「明るいものがいい」という意見に至っては、安倍氏の大好きな「未来志向」と同じレベルのもので、社会の問題には目を塞げと言っているのと全く同じです。

 親の立場がなんて言っているのも典型的なすり替えの論理です。
 この言葉が子どもたちに使われて「イジメが~」なんて言っている人たちの意見を聞いているとこの人たちは一体、どんな教育を考えているだんとウンザリします。
 こんな言葉狩りレベルのことをして教育現場が正常化するとでも言うのでしょうか。イジメの問題はもっと社会の要因から生じるものであって、この「保育園落ちた日本死ね」が流行語大賞の中に選ばれたことによって発生するものでもなければ助長されるものでもありません。

 どこそこの世論調査では8割がノーと言っているというのもいい加減です。

ネトウヨが飛びつく!

日本落ちた死ね

 とある番組の中で取り上げ、そこで視聴者アンケートが行われたというのですが、結果は反対が8割だということが根拠のようですが、番組の取り上げ方とか視聴者層に片寄るというのは常識なことで、マスコミが行う世論調査とは全く違うものを取り出して、国民が嫌悪感を抱いていると強弁するのは見下げたものです。
 とにかく気に入らないという動機に基づくから、言っていることがひどい。
 「死ね」とかいう言葉だけでアウトだというものはその典型です。
 そこだけ切り離して非難するとは言葉尻を捉えてというレベルにも達しない悪意に満ちあふれています。
 それにしてもネトウヨさんたちって、「死ね」が大好きだったのではないでしょうか。私のところにも時折、「死ね」という言葉が送りつけられてきますけれど、「日本死ね」が気に入らないのでしょうね!

 この「保育園落ちた日本死ね」が選ばれたということはその年に何が起きたのかということを考える上でも有意義なものです。
 選考委員のやくみつるさんが、ネット上の誹謗中傷に反論されていますが、その私もその視点は大事だと思います。
やく氏「日本死ね」問題に反論 流行語選考に「過激」「穏当」関係なし」(デイリースポーツ2016年12月5日)
「やく氏は「私も当時は嫌悪感を示した方」だったとしたが、「それとこれとは話が別」とキッパリ。「流行語を選ぶにあたって、過激だとか穏当だとか、選ぶ時に何の尺度にもならない。むしろ、こういう言葉は流行語大賞でなければ拾い得ない」と、必要であれば“死ね”など過激な言葉が選ばれることもあるとした。」

 もともとやく氏が言っているように感情レベルで選ぶというものでもありませんから、「死ね」だけを取り出して感情だけを煽ろうとするネトウヨたちのやり方は卑劣そのものです。

 日本社会の暗部に光をあてることこそ求められていることです。

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