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インナーのユニクロ、アウターのジーユー。強いファーストリテイリング。

あつまろです。

ファーストリテイリングは2020年に5兆円という売上高目標を掲げてきましたが、それを3兆円に引き下げられました。 値上げの失敗などで国内ユニクロ事業が低迷したことも大きな要因です。

「ユニクロ事業の本質はインナーウエア」

国内ユニクロ事業は既に大量店舗出店しており、知名度も高いので、さらなる大きな成長は難しいでしょう。そもそも私はユニクロ事業はインナー事業だとみています。エアリズムのような涼しい下着はもちろんのこと、ヒートテックなど冬の下着としても使われます。さらに画期的なのはウルトラライトダウンジャケット。 当然ダウンジャケットといえば外で着るイメージがありますが、この薄さが出たからこそ、外に出るのにコートの下に着込んだり、室内でも着るというシーンも出てきているようです。 ユニクロというブランドは下着さらにはルームウエアとしてのインナーブランドなんだなと思っています。

「ファストファッションとしてのGU(ジーユー)」

予想外に出てきているのがGU(ジーユー)事業です。ガウチョパンツなど流行でワンシーズン前提の服を売り出すことでヒットを出してきています。 私もジーユーといえば「安物」という印象しかなかったのですが、ファストファッションとしての地位を築いてきており、すごい成長を遂げています。ジーユーとユニクロで競合しないのか?という疑問も出てきそうですが、インナーとしてのユニクロ、アウターとしてのジーユーということで補完関係になっているようです。 実際、私も同じファッションビル内にユニクロとジーユーの両ブランドが出店しているのを目にしています。
参考:ジーユーの成長戦略

「おもしろくなる海外戦略」

ジーユーが成功している理由のひとつには、ファッションそのものよりもユニクロで培ってきた運営力(バックオフィス力)もあると思います。出店先の選び方、契約締結、人材募集、物流網など。 これがさらに活きてくる領域、それは海外です。既にユニクロは成長を海外に活路を見出しています。アジアのショッピングモールではユニクロが一等地を押さえています。既に海外ユニクロが地ならしした場所に価格が安く、ファッション性を備えたジーユーが出てくる、こんな構図が見えます。

「M&Aでない自前戦略」

海外で成功する企業はM&Aをテコにするケースが多いのですが、ファーストリテイリングはM&Aは実施しているもののコアビジネスはユニクロ、そして新たなものとして今回のジーユーがあり、自前主義です。これがファーストリテイリングのユニークな点です。もともとユニクロでも素材から東レと共同研究するなど、他アパレル企業とは一線を画すほど自前主義が強い企業です。 ハイファッションは向かないのかと思いましたが、まさかジーユーがこんな成長するとは思ってもいませんでした。 売上目標は下方修正しましたが、もともとホラレベルの目標値です。 また新たな高い目標を打ち立てて、世界ナンバー1へ邁進してほしいものです。

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