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退職のきっかけ1位「給与・待遇への不満」――「深夜や早朝働いても給料が変わらなかった」という人も

履歴書に書く退職理由としては「一身上の都合」が常套文句だが、働く人が「この会社を辞めようかな」と思うきっかけはどういうものが多いのだろうか。

エン転職が11月30日、「退職のきっかけ」に関するアンケート結果を発表した。調査は今年9月1日~10月2日の間、エン転職を利用する20代~50代を対象に実施。8925人から回答を得た。

若い世代ほど成長実感が持てないことが退職のきっかけに

「退職を考えるきっかけは何でしたか?」という質問に対しては、30代以下、40代以上ともに「給与・待遇への不満」(30代以下:51%、40代以上:44%)が1位だった。回答者からは以下の声が出ていたという。

「業務の波に合わせて、残業が極端に多くなることが増え、給与と割に合わない」(25歳女性)
「仕事量にも関係なく、深夜や早朝の出勤も多くても給与が変わらなかった」(38歳男性)

やはり働く人にとって給与は大きな関心ごとであり、それゆえに退職を考える一番のきっかけになるようだ。

2位には「仕事内容への不満」 (30代以下:39%、40代以上34%)が入る。同様に回答者からは以下の声が出ていた。

「夜中に電話が掛かったり、お客様の都合で休日出勤しないといけない仕事だった」(25歳女性)「あまり仕事を任せてもらえず、業務量が少なく、時間を持て余していた」(43歳女性)

ほかに、「任された仕事内容が求人情報や面接で確認したものと大きく異なっていた」(23歳男性)という声もあったが、これは求人詐欺の可能性もあるだろう。

3位は「成長実感が持てない(30代以下:31%、40代以上:25%)。具体的な内容としては、

「個人の成長をあまり期待しておらず、画一的な研修や業務内容で不安に感じた」(23歳女性)
「単調な業務ばかりで、今後5年10年とキャリアアップイメージが持てなかった」(29歳男性)

などが挙がっている。30代以下の割合が高いが、将来のキャリアが長い若い世代の人ほど、自分が成長できるかどうか気にする、ということだろう。

「業界の低迷により赤字続き。いつ倒産してもおかしくない秒よみの状態だった」

退職のきっかけは年代によって異なる。40代以上の回答割合が30代以下に比べて高い項目としては、「会社の業績悪化」(30代以下:10%、40代以上:15%)がある。

「業績悪化により退職者が続出し、居心地が得なくなった」(48歳男性)
「業界の低迷により赤字続き。いつ倒産してもおかしくない秒よみの状態だった」(40歳女性)

などの具体例が挙がっている。もうこの会社には先がない、という判断だろう。

また、「不本意な異動・転勤」(30代以下:8%、40代以上:12%)も40代以上の割合が若干高い。希望退職やリストラの対象となりやすい年代であるほか、出世レースを経て不本意な異動を命じられることが退職のきっかけとなるようだ。

こちらには、

「専門職で入社したにも関わらず、未経験職種へ急な異動を命じられた」(46歳男性)
「転居を伴う転勤が短期間で複数回あったため」(51歳男性)

といった理由が挙がっていた。

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