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【マクドナルド】、店員がテーブルに食事を運ぶ?パネラブレッドはテーブルから注文も!

161121マクドナルド

■マクドナルドは17日、セルフレジとテーブルに食事を運ぶサービスを拡大することを発表した。マクドナルドの「ジャスト・フォー・ユー体験(Just For YouExperience)」は、ニューヨークや南カリフォルニア、フロリダの500店舗で導入している垂直型タッチパネルのセルフレジ「セルフ・オーダー・キオスク(self-order kiosk)」の導入店を増やし、着席した顧客のテーブルに食事を運ぶテーブルサービスも拡大する。これらのサービスはシアトルやサンフランシスコ、シカゴ、ボストン、ワシントンDCの店舗に拡大後、全店に導入する。また一部のメニューにはワカモレやスリラッチャ・マヨネーズなどオプションも加える。マクドナルドはスターバックスが行っているモバイル・オーダー&ペイと同様なシステムのテストも拡大する。モバイル・オーダー&ペイは注文する商品と支払いを事前にスマートフォンのアプリで済ませ、店では料金の支払いなどは行わず商品を受け取ることができるサービス。レジ待ち行列を緩和することで顧客ロイヤリティが高まり、店内オペレーションの合理化も図れる。

 モバイルからの注文と決済システムはスターバックスやチックフィレ、パネラブレッドなど大手外食チェーンが既に始めており一定の成果を上げている。スターバックスによると、昨年9月から直営店全店に導入されたモバイル・オーダー&ペイは注文全体の6%を占め、今年9月には7%にも及んでいるという。繁盛店トップ3,300店のピーク時は、モバイルオーダー&ペイが10%を占め、トップ600店ではピークタイムに注文の20%がモバイルオーダー&ペイとなっている。43州に約2,000店を展開するチキン・サンドウィッチ・チェーンのチックフィレは今年6月、全店でモバイルオーダーを開始した。チックフィレのモバイルオーダーはレジ待ち行列に並んだり、注文でせかされることもないため、特に小さい子供がいる家族客に人気だ。またチックフィレのモバイルオーダーには注文メニューにアレルギー・フィルターが備わっており、食物アレルギーの子供を持つ親にとっても使いやすい注文システムとなっている。モバイルオーダーのカスタマイズにより客単価が増加する傾向も示されている。タコベルはモバイルオーダー導入により店売上が最大20%伸びたことを報告している。

 マクドナルドは他社と異なりモバイル・オーダー&ペイより、セルフレジの拡大を先に行うようだ。



マクドナルドのプロモーションVR動画の「ジャスト・フォー・ユー体験(Building a better McDonald’s, Just for You) 」。パソコンで見る場合は左上のボタンをマウスで操作すると360度方向を見ることが可能だ。スマホのYouTubeアプリでこの動画を見ると、スマホの方角によって360度方向で視聴できる。グーグルカードボードではVR(バーチャルリアリティ)体験ができるそうだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。家族で先にテーブルに座り、店員が注文を聞きに来るまで待っていた「マクドナルド初体験」エピソードがバラエティ番組で大受けしていました。瀬戸内海の離島・北木島出身でお笑いコンビ「千鳥」の大悟さんが子供の頃、船に乗ってマクドナルドに初めて行ったときのことです。ファストフード店での注文の仕方を知らなかったため、家族5人が先にテーブルに座り、注文を聞きに来るまでずっと待っていたのです。異変に気づいた父親が周囲から「おぉ〜、そーじゃった、そーじゃった、ここは頼みに行くとこじゃった」に、母親も「そーじゃ、おとう、ここは行くとこじゃ」と返答したとか。ファストフードのセルフサービスに馴染みがなかった時代の面白エピソードです。ただ、5年〜10年後にはそれほど面白い話にならないかもしれません。外食チェーンのパネラブレッドではアプリ経由でメニューを注文すると、スタッフがテーブルまで商品を運んでくれるサービスを開始しています。

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パネラブレッドのオムニチャネル事例。パネラブレッドではアプリ経由で注文すると、スタッフがテーブルまで運んでくれるサービスを行っている。パネラブレッドのアプリを起動して「オーダー・フロム・マイ・テーブル(Order From My Table)」を選択する。その他のオプションにアプリ注文で店ピックアップの「ピックアップ(Rapid Pick-Up)」と最近始めた「出前(Delivery)」もある。

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GPS機能から店舗(レイクウッドモールにあるパネラブレッド)が表示される。着席したテーブル番号を入力するだけだ。テーブルにある「50」を入力。

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この日はチキン・アルフレッド・パスタとサラダを注文。料金(15.46ドル)に食材やカロリーも表示されている。支払いはアップルペイ。「承った注文品はテーブル50にすぐにお持ちします」とある。

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5分程度でスタッフがテーブルに食事を持ってきてくれた。レジ待ちでイライラすることもなく、着席してゆっくり注文できるので楽で便利だ。アプリだと過去の履歴からリワード(報酬品)を提供する集客も可能だ。

16年9月6日 - 【チックフィレ】、モバイルオーダー・アプリと新朝食メニューを同時にプロモーション!

⇒パネラブレッドで同社のアプリを起動して「オーダー・フロム・マイ・テーブル(Order From My Table)」を選択、着席したテーブル番号を入力してメニュー注文すればスタッフがテーブルまで料理を運んでくれるのです。決済もアプリ経由のアップルペイで行いますから、席を立つ必要がありません。大悟さんのお父さんなら「おぉ〜、そーじゃった、そーじゃった、ここはアプリで注文じゃった」に、お母さんも「そーじゃ、おとう、ここはアプリじゃ」です。外食チェーンのオムニチャネル化に、岡山弁の「凄い」を表す「ぼっけぇー」「でぇれー」「もんげー」で家族は盛り上がります。セルフサービスの外食店でも、レジ注文をせず先にテーブルに座ることが日常になるのです。セルフサービスとフルサービスの境界線が曖昧になるのです。マクドナルドではタッチパネルのセルフレジを拡大しますが、テーブルから座って注文できないのが面倒です。しかも導入コストも高いのでコスパは悪く感じます。セルフレジより「おとう、ここはアプリじゃ」です。

 ところで大悟さん家族はハンバーガーも初体験だったようで、一番上のパンから順番に食べていったとか。オーダー・フロム・マイ・テーブルで注文したハンバーガーをナイフとフォークで解体しながら食べる家族は富裕層に見えますね。

161121マクドナルド・キオスク

マクドナルドの垂直型タッチパネルのセルフレジ「セルフ・オーダー・キオスク(self-order kiosk)」。導入コストも高く、アプリと違い顧客の注文データが残らないのでリワード提供も難しい。

16年11月8日 - 【マクドナルド】、スマートフォンから注文&決済!店内にある注文用の端末は縮小する?

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