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日本におけるトランプ現象

井戸さんは日本では国政レベルでのトランプ現象は起きそうにもない、と書いているが、大事なことをお忘れのようである。

実は、2009年に起きている。
別に当時の自民党が特に傷んでいたわけではないが、それでも起きた。

地殻変動が起きつつあることは分かっていたのだが、当時の自民党にはなす術がなく、当然のように地殻変動が起き、当時の民主党が地滑り的勝利を収め、自民党から当時の民主党への政権交代が実現した。

ヒラリーほどではないが、相応の政治経験を積んできた人たちも、未熟であることは否めないにしてもそれなりに真面目に政策本位の政治を推進してきた将来性のある人たちも一様に落選の憂き目を味わうことになったのだから、日本でも一定の条件が揃えば、国政レベルでもトランプ現象は起きる。

自民党が著しく傷むような事態の出現を待ち望まれる必要はない。

自民党がひどく傷まなくとも、政権交代が起きる時には起きる。

ただし、今の民進党の体たらく状態では、まず起きない。
民進党は何よりも国民に信頼される政党にならなければならないのだが、国民の信頼を獲得するための活動を殆どしていない。
敵失を待っているだけの状況では、絶対に政権を担うようなポジションには行けない。

蓮舫さんはそれなりに人気がある政治家だが、今民進党を引っ張って行っているのは代表の蓮舫さんではなく、幹事長の野田さんだということが誰の目にも明らかだ。
野田さんは真面目な政治家の一人だが、野田さんについていく人は相当少なそうである。

代表選挙に出馬しなかった人が実質的に党を率いているように見えるところで、民進党は大きな壁に直面している。
まあ、蓮舫さんの二重国籍問題はなんとか凌げるだろうが、民進党は代表選挙をやり直すくらいのことをしなければ当分大きく飛躍することはないだろう、ぐらいのことは言っておいてもいいかも知れない。

小選挙区制選挙を取っている日本では、国政レベルでもトランプ現象は起きる可能性がある、ということを特記しておく。
まあ、現状では、民進党の皆さんにとって何の足しにもならないだろうが。

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