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【ウォルマート】、55インチ4Kテレビが3万円!アプリでも簡単に購入できる理由とは?

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■ウォルマートは10日、ブラックフライデー・セール内容を発表した。ブラックフライデーは感謝祭(11月の第4木曜日)翌日の金曜日から始まる年末商戦で、セール等で小売店が黒字に転じるためこう呼ばれている。ウォルマートなど大手チェーンストアは20年前からブラックフライデーセールを年々前倒し、数年前からは感謝祭日から開始している。ウォルマートは今年、オンラインのブラックフライデー・セールを感謝祭日となる24日早朝の0時01分(東部時間)から開始する一方、実店舗のセールは同日の午後6時(現地時間帯)から始める。オンラインのセールではアクセスが集中することからウォルマートでは人気のセール商品の在庫を50%増加させる。お店でもセールに買い物客が殺到することからテレビを約150万台、テレビゲームソフトを300万個、タブレットやノートブックを200万台近く揃えている。

 ブラックフライデーセールの目玉となっているのは4Kテレビだ。ウォルマートでは55インチのフィリップス製スマート4Kテレビを298ドルでセールにする。また50インチのサムスン製スマート4Kテレビを230ドル値引きして398ドルにする。他には60インチのビジオHDテレビが398ドル、40インチのHDテレビ(メーカー不詳)が128ドル、50インチのビジオHDテレビが225ドルとなっている。ノートブックではサムスン・クロムブック3が119ドル、15.6インチのHPタッチ・ラップトップが249ドルとなり、アイパッド・ミニ2(32GB)が70ドルオフの199ドルとなる。人気のドローンもセールに加わっており、ウォルマートで現在427ドルで売られているDJIファントム3(DJI Drone Phantom Standard 3)が369ドル、プロマークVRドローン(Promark 3D Virtual Reality HD Drone)が99ドル、シャーパーイメージのビデオドローン(Sharper Image Video Drone)も30ドルと激安だ。IoT製品もホットとなり、ネストのサード・ジェネレーション・サーモスタット(Nest 3rd Generation Learning Thermostat)が199ドルと50ドル値引きされ、ネストの監視カメラ(Nest Cam)も149ドルとなる。

 昨年のブラックフライデーセールまで続けられていた「1時間保証(One-Hour Guarantee)」は止め、今年から人気セール品の整理券となるリストバンドも復活させる。整理券があればセール開始後、2時間以内に購入できる権利となる。ブラックフライデーセール品の在庫場所は、ウォルマート・アプリ上の店内マップで確認できるようになっている。なおブラックフライデーセールとは別にウォルマートはアプリ経由でも買い物できる、オンラインスペシャルも10日から開始した。オンライスペシャルでは65インチの日立4Kテレビ(2160p 60Hz)が599ドル(送料19.97ドルは別)、Xボックスワン(500GB)が279ドルと安くなっている。ウォルマートでは感謝祭日から働くスタッフに夕食を無料で提供するほか、全品が25%オフとなるディスカウント権利も与えるとしている。

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ウォルマート・ブラックフライデーセールは24日(木曜日)の午後6時から。今年の目玉には298ドルとなるフィリップス製スマート4Kテレビ(55インチ)がある。アメリカでは大型4Kテレビも3万円の安さだ。50インチHDテレビも225ドル、40インチHDテレビも125ドルと安い。ソニーのプレステ4スリムもゲームソフトと30ドルのギフトカードをバンドルにして249ドル。人気ゲームソフトも27ドルだ。



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ビジオ製60インチのHDテレビは398ドル、人気のドローンもブラックフライデーセールに加わっており、427ドルで売られているDJIファントム3(DJI Drone Phantom Standard 3)が369ドル、プロマークVRドローン(Promark 3D Virtual Reality HD Drone)が99ドル、シャーパーイメージのビデオドローン(Sharper Image Video Drone)も30ドルと激安だ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ブログ読者(H.Mさん)からウォルマートペイについて質問をいただきました。「なぜ、ウォルマートはNFCではなくバーコード決済を導入したのでしょうか。コストが安いのはわかりますが、正確性や手間を考えると、あれだけの巨大企業がそのコストを惜しむのか.......と疑問が湧いています」とあります。これ、分かりますか?NFC(Near Field Communication)とは非接触ICカードインターフェースの規格で「近距離無線通信」という意味です。NFCで有名なところではアップルペイがあります。アップルペイはいわゆる「タッチでの決済」です。ホールフーズで買物するとき、後藤はアップルペイで支払います。アップルCEOのティム・クック氏は「決済を考える人々はビジネスモデルを組み立てるところにフォーカスする。しかし我々はユーザー体験にフォーカスした」と胸を張るぐらい、アップルペイのユーザー体験はワンタッチの簡単決済で、本当に優れています。

⇒アップルペイは決済が簡単すぎるのです。簡単過ぎるあまり、「ポケットにあるお店(A store in a pocket)」が素通りされてしまうのです。ポケットにある店とはスマートフォンのアプリです。普段から自社アプリを買い物ツールとして便利に使ってもらうことにより、顧客の囲い込みをしやすくなるのです。ウォルマートでは「オムニチャネル・リテーリング」という言葉は使いません。オムニチャネルではなく「シームレス・ショッピングです」。継ぎ目のない買い物です。セービング・キャッチャーを導入したのもシームレス・ショッピングを実現するためです。セービング・キャッチャーを使うと、買い物前にチラシを見比べる必要がなくなります。買い物前の雑用(継ぎ目)がないのでスムーズに買い物できるのです。また、毎日の買い物では(アメリカでは毎週の買い物ですが)、主婦は買い忘れがないようにショッピングリストを使って買い物しています。その時にも自社アプリでリストを作りやすくしています。

⇒アプリを使うほど、その店で買物する頻度が多くなります。ウォルマートが決済にNFCを導入するのは難しくありません。いずれそうなる可能性もあります。ただ今のところ、顧客にウォルマート・アプリを起動させるためにバーコード決済にしているのです。ウォルマートペイの決済は、ウォルマート・アプリを起動する必要があります。ポケットにある店ですから、ウォルマートは自社アプリ経由でのネットショッピングも増やそうとしているのです。ウォルマートはブラックフライデー・セール品の在庫場所をアプリ上の店内マップで確認できるようにしています。ブラックフライデーセールとは別にアプリ経由で買い物できるオンラインスペシャルも10日から開始しています。ウォルマート・アプリを使えば使うほど、ウォルマートで買う機会が高くなります。つまりアプリの便利さを餌に、顧客を餌付けしようとしているのです。日本ではあまり知られていませんが、アプリはオムニチャネル戦略の重要なプラットフォームなんですね。

 55インチの大型4Kテレビもブラックフライデーセールで約3万円です。こんな激安品もアプリ上のブラックフライデー広告を表示して数タップで買えてしまうのです。

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