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今の高齢化問題は、少子高齢化が問題視され始めた1970年代、当時の政府に圧力をかけなかった今の高齢者たちにも責任がある―「賢人論。」第27回(前編)パトリック・ハーラン氏

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お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンこと、パトリック・ハーランさん。タレントとして司会者やコメンテーターとして数多くのテレビ番組に出演する他、ハーバード大学卒の高学歴を活かし、東京工業大学の非常勤講師として教壇に立つ顔も持ち合わせている。また、大統領の演説 (角川新書)ツカむ! 話術 (角川oneテーマ21) を出版するなど執筆活動も意欲的に行う。日本人の国民性をよく知ったパックンが語る日本の問題点とは!?

取材・文/猪俣ゆみ子(編集部) 撮影/小林浩一

日本はすばらしい国。だけど、“真っ先に政府が動いてほしい”という気持ちが強いのが日本人

みんなの介護 パックンは、日本に住み始めて、今年でどれくらいになるのですか?

パックン もう20年が経ちました。お世辞抜きで、日本という国はすばらしいと思います。僕はよく旅行をするんだけど、すでに47都道府県を3周ぐらいはしましたよ。本当に、日本が大好き。改善できる点はあると思うけれど、大げさじゃなく、100歳まで、日本で暮らしたいと思っています。

みんなの介護 改善できる点がある…とのことですが、今日は、日本の問題だと思われているところをお話いただければと思います。

パックン わかりました。言った通り、日本が大好きだから、あえて少々厳しめのことを言わせていただきます!

みんなの介護 今の日本では“高齢者と若者の間には世代間格差がある”といわれている現状があります。さらに、若い人の間では”年金をもらえないんじゃないか”と考えている人も少なくありません。

パックン 年金、それは公的年金に対してですね。来日した当時、僕は会社員だったので、厚生年金に加入していました。一方で、アメリカの年金のほうには、実は新聞配達を始めた10歳の頃から払っています。アメリカでは、収入がある人は年齢に関係なく全員払うシステム。自営業であれば、収入の3%を納めるのですが、10歳のときから今も、ずっと払っています。

20代のときは、将来の年金のことをそれほど気にはしてはいなかったけれど、アメリカでも「年金制度は崩壊するだろう」としばしば言われています。でも毎回「大げさだよ」という冷静な声も上がっていて。“給付額を3割減らせば制度が崩壊することなく給付し続けられる”といった感じ。でも、日本のみなさんと同じで、中年ぐらいになるといろいろと気になってきますね。

みんなの介護 違うといいますと…?

パックン 例えば、遠い国で震災が起きたとします。アメリカでは、赤十字を通してでも私的に寄付をします。日本の場合は「レスキュー隊を派遣するように」と思う人が多い。もちろん、各報道機関が“◯◯募金”とやってはいるけれど。“真っ先に政府に動いてほしい”という気持ちは、アメリカ国民にはそれほどないんですよね。

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