記事

フェイスブックで「リア充は長生きする」 米調査結果

Amit Chowdhry

米国科学アカデミー発行の機関誌、PNASが「ソーシャルメディアに費やす時間が多い人は、死亡リスクが低い」との論文を掲載した。ソーシャルメディアでのつながりが平均以上の人々は、低い人々よりも約10%長生きするというのだ。

「フェイスブックで友人の数の多い人は死亡リスクが低い。しかし、フェイスブック上の友人が多ければ長生きするという訳ではなく、現実世界で友人との関係が深く、オンライン上の友人も適度に多いグループが最も長生きすることが分かった」と論文は述べている。 今回の研究はカリフォルニア州の公的な生体記録と1200万人のフェイスブックユーザー、非ユーザーのデータを照合して行なわれた。研究者らは1945年から1989年に生まれた人物を対象に、フェイスブックのプロフィール情報から、オンラインでの活動と寿命がどのような相関関係にあるかをリサーチした。

論文のタイトルは「オンライン活動と死亡リスクの低下との関連(Online social integration is associated with reduced mortality risk)」。研究メンバーにはWilliam HobbsやMoira Burke、Nicholas Christakis、James Fowlerらが参加した。

Hobbsは2013年にフェイスブックの研究所にインターンとして参加。Burkeは現在、フェイスブックの研究員を務めている。Hobbsはカリフォルニア大学の学士課程に在籍中に今回の研究を行なった。「フェイスブックは今回の研究内容を関知していない」とニューヨーク・タイムズの取材に答えている。

研究チームのFowlerは「フェイスブック上でフレンドのリクエストを行なうこと自体は、長寿とは結びつかない」という調査結果に驚いたという。彼らは当初、オンラインで積極的に友人を求める行為が、長寿に結びつくとの仮設を立てたが、実際はそうではなかった。

リア充は自殺のリスクも低い

死亡リスクが低いのは、友人たちと一緒に撮った写真を数多くアップロードしているグループだった。さらに、友人の投稿に適度な回数コメントしたり、メッセージを送るグループは自殺や心臓病、ドラッグのオーバードーズに陥るリスクも低かった。

研究チームは今回の調査は相関関係のみに焦点を当てたものであり「健康な人々は元々、強固な友人とのつながりを持っているというだけのことかも知れない」と述べている。また、調査対象者がカリフォルニア州の住民のみであることも、この結果の有効性に疑問を投げかけている。

筆者としては、現実世界での友人とのつながりが死亡リスクを低下させることには同意できる。活発に人と出会う人はSNS上の関係も強固になる傾向があるだろう。しかし、これを読んだ読者はどう考えるだろう。SNS上の友人が多いほど、健康だと言えるのだろうか? 今後、新たな調査が行なわれることを期待したい。

編集=上田裕資

あわせて読みたい

「Facebook」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    山尾議員の不倫相手は恥だと思え

    小林よしのり

  2. 2

    よしのり氏 山尾氏の謝罪に苦言

    小林よしのり

  3. 3

    北朝鮮の狙い通りに騒ぐマスコミ

    AbemaTIMES

  4. 4

    共産党のデマがはびこる堺市長選

    足立康史

  5. 5

    豊田・山尾問題は孤独が原因か

    幻冬舎plus

  6. 6

    ミヤネ屋インチキ医療特集に称賛

    中村ゆきつぐ

  7. 7

    正恩氏の下半身まで暴く名物記者

    PRESIDENT Online

  8. 8

    早期解散する自民党の強迫観念

    吉崎達彦(かんべえ)

  9. 9

    米紙 日本の慰安婦像抗議は過剰

    NewSphere

  10. 10

    加計学園 地元の今治市民がデモ

    田中龍作

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。