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「ポケモンGO」に限らず運転中のスマホ操作は危険だということ

愛知県で運転中にポケモンGOをしていたトラックに小学4年男児がはねられ死亡した事故が起こり、ゲーム運営会社に規制を要請した愛知県一宮市に、脅迫メールが9通送りつけられていたというのは異常としかいいようがありません。さらに両備ホールディングスの観光バス運転手が、乗客を降ろした後とは言え、運転中にポケモンGOをやっている動画が投稿され、波紋を呼びました。
愛知県警からも要請書がでているので、常識的に考えて、 開発運営会社のNianticも対応してくると思いますが、「ながら運転」で、しかもポケモンGOをやることは常識的に考えて危険運転そのものです。

しかし報道のなかには、ポケモンGOを強調したほうがインパクトがあるからでしょうが、なにかポケモンGOだけに焦点をしぼりすぎていると感じるものがあります。ポケモンGOに限らず、メールであろうが、ラインであろうが、運転中にスマホ操作をすることそのものが危険行為です。

「ながら運転」ですが、平成26年の「ながら運転」による事故件数がおよそ1,700件で、「画像目的」による使用時が4割を超えています。結構事故が起こっているのです。しかもスマホの普及の影響でしょうが、年々「画像目的」による事故は増加してきています。ポケモンGOがでてくる前から、スマホ画面を見ながら運転して事故を起こすことが増えてきていました。

ところで、運転中にポケモンGOをやっていて、死亡事故を起こしたとして、どれくらいの罰が課せられるのかをご存知でしょうか。

運転中にポケモンGOを操作していて女性2人をはね、死傷させた徳島市で起こった事故に対する判決が先月末にでたのです。ポケモンGOのながら運転での最初の死亡事故でしたが、求刑が禁錮1年8月で、判決は禁錮1年2月でした。判決では「直線道路なのに被害者に全く気付かない過失は非常に大きい。単純な過失とは一線を画する」として実刑判決だったのですが、被害者感情を考えるとなにか釈然としません。しかし現在の道路交通法ではそれが限界なのでしょう。みなさんはどうお感じになりますでしょうか。

米国では、自動車事故の4分の1以上がスマホや携帯の使用中に発生したものというレポートがあるようですが、スマホを使う利便性と引き換えに事故が起こるのでは話になりません。

もちろん一定速度を超えたときにはスポットが使えないとか、モンスターがでてこないようにするなど、技術的にポケモンGOのゲーム内容を制限することは可能でしょうが、運転中に画像を見るのはポケモンGOにかぎらないので、ながら運転そのものの撲滅にはつながりません。

取締強化だけでは限界があるでしょうが、それにしても携帯電話の保持の反則が1点で罰金6,000円、携帯電話使用(交通の危険)が2点で9,000円はどうなんでしょう。取締が難しく、反則が軽いといいうのでは見つかればアンラッキーということにもなりかねません。

運転時には操作できないなどの技術的な解決策もあるとは思いますが、危険運転とみなすなど、罰則強化によって意識や抑止効果を高めることも必要だと思います。国交省からでも、議員による立法でもいいので、なんとか対策を講じてもらいたいものです。

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