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11月の消費意欲が低下傾向、 商品に対する価値観は「商品」よりも「体験」重視

 消費者の節約意識は減少しているが、積極的な消費には結びついていない。一方、お金は体験やシーンに使いたいと考える人が増えている。

 株式会社博報堂のシンクタンク博報堂生活総合研究所は、「来月の消費予報・11月」(消費意欲指数)を10月26日に発表した。「来月の消費予報」は消費意欲を点数化し、消費の先行きを調査したもの。調査は20歳から69歳の男女1,500名を対象に、10月6日から11日にかけて実施された。

 消費意欲が最高に高まった状態を100点として、11月の消費意欲を採点してもらったところ、その平均は前年同月比で2.8ポイント減、前月比で0.7ポイント減の46.8点だった。採点の理由について自由回答で聞いたところ、「金欠」「収入が少ない」など経済的な理由は241件で前年より51件減少、「消費税増税」「物価の高騰」など社会的なマイナス要因は15件で同27件減少した。しかし、「欲しいものがない」が446件で同53件増加、「意欲はあっても今は様子見」が88件で同17件増加、「無駄な買い物はしない」が25件で同14件増加した。経済的な節約意識は減少しているものの、それが積極的な消費に結びついていないと、同社は指摘している。

 消費の傾向にも変化がみられる。株式会社オプトは、全国の20歳から59歳の男女2,000名を対象に、「デジタル時代におけるブランド消費の価値観」調査を実施し、その結果を10月26日に発表した。調査期間は6月から7月。

 消費に対する価値観や傾向について調べたところ、「体験・シーンにお金を使う」が58%で、「商品・機能にお金を使う」の31%を上回った。「どちらでもない」は11%。具体的なシーン別に聞くと、こだわりを持ちたいのは、「旅行などの体験のほう」が59%、「所持品など物のほう」が41%だった。より目利きでありたいのは、「体験の選び方のほう」が59%で、「商品の選び方のほう」が41%、お金の使い方では、「イベントや経験のほう」が69%で、「見た目や所持品のほう」が31%などとなった。

 消費者の節約意識は低下しているものの、モノがまわりにあふれていて、物欲や所有欲が低下しているのかもしれない。さらに価値観も変化し、体験やシーンに多くのお金を使う傾向があるようだ。

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