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酒類の販売数量、少子高齢化や酒離れで減少続く 20代の44.8%が「お酒を飲まない」

少子高齢化が進む国内では、人口構成の変化でお酒の販売数量が減少。若い世代ほどお酒を飲まない人が多いようだ。

国税庁課税部酒税課が3月に発表した「酒のしおり」によると、酒類の販売(消費)数量は平成8年度の966万キロリットルをピークに減少を続け、平成26年度には833万キロリットルまで落ち込んだ。

 国内の市場環境をみると、平成20年に1億2,808万人だった人口が減少傾向にあるほか、成人人口に占める60歳以上の割合が、平成元年度の23.2%から平成26年度には40.0%に増加するなど、高齢化が進んでいる。飲酒習慣のある人は男女とも30歳代から大幅に増加し、70歳以上では減少する傾向があり、人口構成の変化が酒類の消費に与える影響が大きいと指摘している。

 成人1人あたりの酒類消費数量も減少している。「酒のしおり」によると、成人1人あたりの酒類消費数量は平成4年度の年間101.8リットルをピークに減少を続け、平成26年度には年間80.3リットルまで減少した。この間、成人人口は増加傾向であったことから、高齢化の影響は大きいと考えられる。

 一方、若者の酒離れも進んでいる。株式会社バザールが運営するワイン情報サイト「WineBazaar」は、20歳から69歳の男女6,638人を対象に「お酒を飲む頻度」に関する調査を実施し、その結果を10月11日に発表した。集計期間は8月19日から30日。

 お酒を飲む頻度を聞いたところ、38.9%が「飲まない」(ほとんど飲まない15.8%、まったく飲まない23.1%)と回答した。一方、「毎日飲む」は20.7%、「週に2~3回飲む」は15.5%で、日常的に飲酒する習慣がある人は36.2%にとどまった。

 年代別に飲酒の頻度を調べると、「週に2~3回」以上飲酒をする人の割合は、60代が45.8%で最も多く、50代が44.4%、40代が37.2%、30代が31.7%と若い世代ほど少なくなり、20代では21.9%にとどまった。一方、「飲まない」という人の割合は、60代が34.6%、50代が35.0%、40代が38.8%、30代が41.2%で、20代では44.8%に達した。

 飲酒習慣のある高齢者の割合は増えているものの、年齢と共に消費量は減少していく。一方、若い世代においては、お酒離れが進んでいる。こうした状況を考えると、国内の酒類販売数量は今後も減少していく可能性が高そうだ。

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