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『GANTZ:O』はシン・ゴジラに匹敵する破壊のカタルシス満載の作品だった

東でシン・ゴジラあれば、西にGANTZ:Oあり、とだと思った。見知った街がぶっ壊される様をスクリーンで見るカタルシス的に。

大阪にお住まいの方はもしかしたらシン・ゴジラよりもこちらのほうが熱狂できるんじゃないか。道頓堀がまさに火の海。日本第2位の都市なのに、東京に比べて圧倒的に破壊される機会が少ない大阪にもようやく破壊の魔の手が襲ってきてよかった。都市の住んでいてよかったと思うのは、こういう映画でぶっ壊されるの見て快感を憶えられるとこだとすら思っている人間なので、それが大阪の人にもわかってもらえたのではないかという気がする。大阪のお住いのみなさんどうだったでしょうか。

GANTZ:Oはフル3DCGによるアニメーション。CG描写の精巧さがなければ破壊してもチャチな印象にしかならないが、本作のCGは素晴らしい。元々原作マンガもCGで描かれているので、原作ファンにとってもCGの違和感はほかの作品(たとえば亜人)に比べて少ないだろう。むしろ原作の手ざわりを映像化するならCGのがよかったとも言える。

ストーリーは、能書きがそこそこに主人公加藤が死に、GANTZの死闘に巻き込まれて、あとはもうノンストップでアクションの連続。カッコイイメカも乗り物もガンツロボもバケモノも美人のスタイルバツグンの女性も満載。男の子の好きなものだけで構成して、ほかの余計なものは一切取り払ったという感じの96分だった。

短めの上映時間で人物を掘り下げるよりも見せ場の連続性を優先して、息継ぎする暇もないほどに濃密なアクションが展開されていく。3DCGがすごい、といっても実写並の人物の感情表現をするのはまだ困難。しかし、破壊の物量なら実写を超えられる。ストロングポイントを明確に意識した作りになっていたし、この映画を見に来る観客の嗜好もよく捉えている。

実に楽しい96分だった。今年は本作のほかKINGSGLAIVE FINAL FANTASY XVもあり、フルCG作品の大きな可能性を感じさせる年だった。

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