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ステイタスのためにクレジットカードを作る時代は終わった


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マスターカードのラグジュアリー版のクレジットカードの募集が11月1日から開始されたようです。入会案内の豪華なパンフレットが送られてきました。

ラグジュアリーカードという名称で、チタン、ブラック、ゴールドの3種類があり、なぜか最上位はゴールドになっています。ゴールドは招待制になっていて、年会費は20万円(税別)。カードは24金で仕上げた金属製だそうです。

この手の高級カードに付帯しているサービスはほとんど入っているようです。空港ラウンジの無料利用、最高1億円の旅行傷害保険、リムジンサービス、ダイニング予約、などなどです。しかし、具体的にどんなお店に予約が優先されて、通常の予約とどんな違いがあるのかは明確にはされておらず、果たして20万円の価値があるのかはわかりません。

クレジットカードはかつては保有している人にとってステイタスを示すシグナルの1つでした。20代の頃は、会計の時にゴールドカード(金色のデザインのカード)を出すと「凄い」と思われたこともありました。しかし、今ではゴールドカードも年会費無料で簡単に作れるようになりステイタス感はゼロです。

そう考えると、高額の年会費のクレジットカードを作るのであれば、それに見合った具体的なメリットが明記されていないと入会するインセンティブにはなりません。単にカードの材質を良くしたり、利用する可能性のあまりない美術館の無料入場をアピールしても響かないのです。

クレジットカードのクオリティを決めるのは、緊急時の対応と、ポイントが溜まる仕組みだと思っています。

前者は例えば、カードが紛失したり不正利用されたりした場合の対応能力です。評価の高いクレジットカード会社は電話で迅速に対応してくれて、再発行までの時間も短く信頼性が高まります。

また後者は、カード利用によって溜まっていくポイントの換算レートやマイルとの交換条件が良く、実質的なメリットの大きなカードということになります。

1000万円単位の大口の利用者を囲い込むためには、カード保有者だけの限定サービスといった特別感よりも、大切なものがある。今回のインビテーションは、個人的にはマーケティングのポイントが時代の変化についていっていない気がしました。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。

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