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〈防衛省職員が告発〉48時間寝ずの強制労働、更に続けて働けという常軌を逸したブラック防衛省の実態

私たち国公一般(国家公務員一般労働組合)に、20代の防衛省職員から「48時間寝ないで仕事をしている」「この現状を世間に訴え」たいというメールが届きましたので、以下その全文を転載します。

私は、防衛省の本省の内部部局に勤務する国家公務員で、入省して5年目の20代の職員になります。

このたび、防衛省職員がどのような労働環境に置かれているか多くの人に知っていただきたくご連絡しました。

既に報道やインターネット上の書き込みなどでも、周知されつつありますが、防衛省内部部局の労働環境は極めて激務で、一般人の感覚からかけ離れた理不尽な要求が職員に強いられる状況にあります。

防衛省の本省では、通常の業務量が多いこともさることながら、国会対応や予算要求、さらに不測の事態が生じた際に、職員の健康を犠牲にしても不眠不休で仕事をすることが当然視される不文律がまかり通っております。これ事態は、仕事に対する責任感もありますし、国家行政を司っているという立場からある程度はやむを得ないとは思います

しかし、その不眠不休で働く度合いが、尋常ではないと言うことです。国会業務や不測の事態への対応が重なり、木曜日の朝から土曜の朝まで48時間寝ないで仕事をしているなか、そのまま続けて勤務するように当然のように命じられるようなこともありました。もう気力も体力もボロボロのなか、さすがに休ませて欲しいと懇願して、他の人に代役をお願いした際に、散々上司から嫌味を言われたことを今でも忘れることはできません。

その他にも国会が絡むと寝ないで仕事をするのが当然で、次の日も答弁のための幹部へのレクや資料の準備のため、殆ど一睡もせずに次の日の朝から仕事をすることを強いられることが日常化していました。終電まで帰ることは愚か、一睡もせずに次の日も勤務することが当然のように罷り通る労働環境なんて、どう考えても尋常じゃないと思います。

国会業務は時間との戦いであり、夜に入った質問への答弁書を朝までに仕上げなければならないとうい性質のものです。このような制度に対する是非も当然ありますが、百歩譲って今の制度の中でやっていくとしても、シフトを組んだり、分業化したりして、特定の人間が不眠不休で働くことを強いられる環境を回避することは可能なはずです。そのような業務の効率化を阻んでいるのは、「仕事のためには健康を犠牲にしてでも不眠不休で働くべき」だという旧態依然とした不文律です。

そして、防衛省内部部局には、頭がどうかしてるんじゃないかというレベルの仕事中毒者が、たくさんいます。通常業務からかけ離れて、上層部に対する「ごますり」に一生懸命で、自分の「ごますり」のために、部下の仕事まで増やす上司や、手際よくやれば1~2時間で終わる仕事を夜中までかけて仕上げて、それに部下を付き合わせる上司、いくらやっても進展のない議論を夜中まで永遠に繰り返して、自己満足に浸る上司など、「業務の性質」というよりも、完全に職員の「意識の問題」で長時間労働に陥っていることがよくあります。

このような周りを巻き込んで不要な長時間労働をする仕事中毒者の上司を見ながら、私は仕事しかやることのないかわいそうな人だなとつくづく思います。

仕事を一生懸命やることは重要ですし、責任感を持って取り組まなければならないのは当然です。しかし、それが「異常な長時間労働」や「常軌を逸した不眠不休の業務」に結び付くのは、とんでもない思い違いです。仕事以外に家族や恋人との時間を楽しんだり、趣味や自己研鑚に取り組む時間が人間には必要だと思います。そうしてこそ、人間として視野も広がり、それが仕事にフィードバックされるのではないのでしょうか。

また私が危惧するのは、優秀な同僚や先輩が、こうした過酷な労働環境に適応できないばかりに淘汰されていくことです。もっとまともな環境ならいくらでも活躍の機会があった人材を過酷で非人間的な労働環境が台無しにしている現実は、日本国家として大きな損失なのではないでしょうか。

近頃、「ゆう活」などの取り組みがマスコミでも取り上げられていますが、上司に真剣に取り組む気がなく掛け声倒れに終わってる感があります。

制度をつくって、こんなことやっていますとアピールするのではなく、長い間過酷な環境で仕事をしてきた中高年層の意識を変えなければ、日本の国家公務員は疲弊と衰退の一途をたどるだけだと思います

※当投稿は個人が特定されたり、非公開情報が露わにならないように、具体的な記述は極力避けました。どうかこの現状を世間に訴えかけることにより、改善の後押しになれば幸いです。

【▲防衛省職員から届いたメールをそのまま転載】


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