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レンタカー売上高、前年度比3.4%増 「宅配」や「セルフ」など新サービスも続々

 レンタカー利用者の増加でレンタカー会社の売り上げが増加した。多様化するニーズに合わせたサービスも続々と登場している。

 帝国データバンクは保有する企業概要データベースをもとに、レンタカー業者の経営実態調査を実施し、その結果を9月30日に発表した。

 レンタカーを主業とする企業256社の2015年度の売上高合計は、前年度比3.4%増の9,892億3,900万円だった。過去の推移をみると、2011年度の売上高合計は8,350億1,200万円で、2011年度以降増加を続けている。業績も好調で、2015年度の売上高が前期比で「増加した」のは59.4%、「横ばい」が6.3%、「減少した」が19.9%だった。レンタカー需要は増加傾向にあり、2016年度もレンタカー会社の業績は好調に推移しそうだ。

 レンタカーの利用者が増える中、レンタカー会社もサービスを充実させている。例えば、ニコニコレンタカーは、希望の場所までレンタカーを納車する「宅配レンタカー」サービスを一部の店舗で実施している。貸渡し手続きは納車時に行い、希望すれば引き取りも希望の場所でできる。サービスは会員限定で、レンタカー費用のほかに別途で料金がかかる。

 またニッポンレンタカーには、利用者自身でレンタカーの借り出しと返却ができる「クイックステーション」がある。カウンターでの手続きよりも短時間で簡単なため、朝の出発時や夜の返却時など、カウンターが混雑するときもスムーズだ。利用には事前の支払いかクレジットカードでの支払いが必要になるなど、一定の条件がある。

 このほかでは、約15日分の料金で1カ月間利用できる、トヨタレンタリースの「マンスリーシステム」や、憧れのGT-Rに3万円で乗れる、日産レンタカーの「NISSAN GT-R ドライビングキャンペーン」など、各社の特徴を生かしたサービスがある。

 この数年、消費者の自動車に対する意識の変化もあり、レンタカーの需要は高まっている。さらなる成長には、多様化する顧客のニーズに合わせたサービスをいかに提供できるかが、鍵となりそうだ。

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