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急成長する中国とインド映画市場。両国が共同製作の道を模索し始めている

急成長する2つの映画市場、中国とインド。その両国が共同製作に乗り出し、それぞれの市場を活性化しようと目論んでいる。
25億人の市場のポテンシャルをフルに活用できる企画を作れるかどうか。両国のプロダクションが模索し始めている。

China-India co-productions: a golden opportunity? | News | Screen

2014年、インドと中国は共同製作に関する協定を結んでいる。その結果として2つの企画が立ち上がった。スタンリー・トン監督、ジャッキー・チェン主演の「カンフー・ヨガ(あまりにも安直な企画っぽくて逆にすごく気になる・・・)と、チャイナ・フィルム・グループと、「マダム・イン・ニューヨーク」を製作したエロスインターナショナルの共同製作「Xuan Zang」だ。
しかし、カンフー・ヨガの方はすでにインド側のプロデューサーが2人も降板するなど、波乱含みな展開で、「Xuan Zang」も基本的には中国サイド手動で、内容も中国寄りの作品のため、インド側は不満を持っているようだ。中国とインド、どちらの観客にも興味を持ってもらえるような企画を練り上げるのはそれほど簡単なことではない。加えて中国には当局の規制などもあり、インドの映画産業とは大分事情が異なる。

一方、それに続く2本の企画は、そのバランスをうまく取ろうとしているようだ。そしてハリウッドが手がけていいないタイプの作品を目指そうという合意のもと、2つの企画が進行中だ。
1本は「Love In Beijing」。インド人女性と中国人男性カップルの結婚にまつわるロマンティック・コメディだ。両者の家族も巻き込んだ、カルチャーギャップや慣習なども織り込んだコメディで、当然中国人男優とインド人女優が主演を務めることになる。
もう1本の「The Zookeeper」は、インドの動物園に務める男が、動物園を守るため中国にパンダを探しに行くというストーリー。主人公の動物園職員と中国人女性とのロマンスもストーリーに織り込まれる予定だそうだ。
両作品とも、両国の脚本家が協力して本作りを行っている。メッセージアプリのWe chatを通じて活発なディスカッションを行っているという。両国の文化の微妙なニュアンスなど、うまく脚本にディテールとして落とし込む作業を綿密に行っているようだ。

これらの2つのプロジェクトは、欧米市場での展開を目指していないそうだ。それよりも両国内市場合わせての25億の観客に強く刺さる作品作りを目指すという。たしかにそれだけの巨大な市場を国内にかかえているのなら、わざわざ欧米に作品を持っていく必要はないかもしれない。

中国の映画市場規模は、2017年にも北米を抜いて、世界トップになるという予測もある。インドは、現在、日本や英国に次ぐ市場規模であるが、成長率は年10%と非常に高い。(全世界の興行収入の年率成長率は直近の過去5年間は4%。→参照)いずれは中国とインドが世界の映画市場のトップ2となる未来も充分あり得る。そこでヒットすれば、ビジネスとしては他国での売上はさほど気にする必要はないのだろう。

「Love In Beijing」と「The Zookeeper」はともに、2017年にクランクイン、2018年の公開を目指している。どのような結果がでるのか注目したい。

個人的にはカンフー・ヨガはとても気になるのでなんとか実現してほしいと思うんだけど、やはり難しいのだろうか。

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