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スウェーデンで徴兵制復活の衝撃 ハイテク兵器で徴兵制はあり得ないとする右翼勢力に欺されてはいけない

 スウェーデンが2018年から廃止していた徴兵制を復活させるということです。

 8年もの間に質量が低下したということで、徴兵制によって維持するという政策です。

徴兵制、復活へ=スウェーデン」(時事通信2016年10月2日)

「人口1000万人に満たないスウェーデンで軍は総勢約1万5000人だが、専門家はスウェーデン通信に対し「志願制では質も量も維持できないことが分かった」と背景を語っている。」

 日本では絶対に徴兵制はあり得ないと声高に叫んでいるのがネトウヨ勢力であり、軍事オタク、軍事評論家たちです。

徴兵はない! これを読んでピンときますか? 岡田真理氏の珍論 徴兵導入の危険を自覚しよう

 スウェーデンは海外派兵はしていませんし、現実に外国から攻め込まれる可能性などほとんどありません。近隣諸国の中で武力行使の可能性があるとすればロシアくらいですが、現実にロシアがスウェーデンで侵攻するなどあり得ようはずもありません。ロシアは、旧ソ連諸国への影響力の誇示とシリアなどの同盟国援助で手一杯、それ以上の武力侵攻などできようはずもないのです。

 スウェーデンはそれでも徴兵制によって維持しようというのですが、日本では絶対にあり得ないということにはならないということも考えるべきことです。

 日本は実際に戦闘地域に海外派兵しようというのですから。

 支配者が徴兵制を選挙の争点として「やります」なんていうはずがないではありませんか。

 このようにいえば、米国は徴兵制なんてやっていないなどと主張が必ず出てきますが、その米国だって結局、貧乏人に大学に行かせてやるというエサで釣っているだけで、このような制度は破綻するであろうし、移民国家米国だからできることでもあります。

 日本では到底、無理。

 自衛隊への志願者が減少傾向にありますが、これから南スーダンなど激戦地に派兵されていくということになれば、さらに志願者は減っていきます。

 しかも、部隊内では、無理矢理、激戦地への派兵に「志願」させられるみたいですから。

 2016年9月19日に報道ステーションでは、現役自衛官が「海外派兵の調査で「行かない」を選ぶと上司に怒られると答えていることが報じられています。

 海外派兵は、自衛隊内での志願だとも言われていますが、現実には純粋に「どっちでもいいよ」というものであろうはずもありません。

 激戦地へ行くこと、激戦地で戦闘命令があること、それが死と隣り合わせでありながら、一度、激戦地の中に放り込まれれば敵前逃亡は許されません。それを認めればそもそも戦争そのものが成り立たなくなるからです。

 それは軍隊そのものが成り立たなくなることを意味します。純粋「志願」など存在し得ないのです。

死刑という国民動員への脅迫 石破茂自民党幹事長

軍隊内の志願といえば必ずこれを思い出す、志願という名の死の強要

特攻
 気付いたときには遅かったということにならなければいいのですが。

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