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医療と殺人 大口病院殺人事件から 倫理の崩壊

点滴に界面活性剤が混入されて患者さんがお亡くなりになった事件。(点滴に異物、患者中毒死 同階で男女3人死亡)病院職員の関与も噂されています。(病院職員の関与も「否定できない」

病院の管理とかの観点で報道されていますが、これは単に病院という場所で行われた殺人事件です。

医療という行為。手術でもそうですが基本体に傷を付ける行為です。それはあくまでも治療という原則に基づき、法律で正当化されています。つまり、一歩間違えば傷害罪、殺人罪と紙一重の行為なのです。厳密にコントロールされ、ルールが決められ、医療という行為、つまり人間を助けようという共通の目的のために行なわれているから許されているものです。いわゆる倫理の世界です。

この病院、いわゆる終末期の患者が扱われていました。そこにはDNRという積極的な医療行為は存在していません。(昔の記事です;医療と介護の連携 日本医療の現状 いいかげんにしろよ)そこに悪意のある人間、殺人を厭わない人間が現場に入ってきたら正直医療の安全の崩壊、つまり一種の殺人を止めることはできません。ただこの終末期病院の特殊性はこの殺人のハードルを下げてしまった可能性があります。それはあの養護施設や介護施設の事件と似ているのかもしれません。いわゆる倫理の崩壊です。

どうしてもマスコミの論調を聞いていると、点滴管理(鍵で保管されていない)の不備だとかが報道されていますが、はっきり言いますけど病院の管理の問題ではないですからね。実際麻薬とかは管理していますけど、普通の点滴を鍵付きで管理するなんてコストがかかって仕方ない。医療費あげていいならやりますけど。

唯一病院側の問題を挙げるとすると、看護師への傷害事件が起きた時の対応でしょか。ある介護士がツイッターで報告(点滴異物混入殺人事件にかかる内部告発)しているけど、この病院の職場のメンタルヘルスコントロールは問題だった可能性は挙げられます。彼の別のツイートにある発達障害の問題などが絡んでいるのかな。

ただ病院を困らせたいと思う無差別殺人。終末期の患者をないがしろにする勝手な考えを持つこの犯人、いい加減にそちらを責める問題であって、病院を責めるのはその後。マスコミさんへお願いします。

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