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リオパラリンピックを振り返る

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リオ2016パラリンピックが閉会した。東京2020の前の大会として、日本でもこれまでにない注目度の高い大会となった。開会前はチケットの売れ残りと資金不足が心配されたが、結果的には合計210万枚のチケットが売れ、ロンドン2012大会に次ぐ2番目の規模になった。

現地に観戦視察に行った立場からも、ブラジル人の国民性もあいまって非常に盛り上がりのよい、まさに「祭典」という言葉がふさわしいイベントだったと感じた。複数競技が行われたメイン会場のオリンピックパークでは、一日最大17万人の来場があり、オリンピックを超える記録も出たほどだ。会場全体がまるでテーマパークのような雰囲気だった。

一方で、後半帰国後に、日本でテレビや報道をみた立場からは、パラリンピックの情報はこれまでになくかなり充実していたものの、日本国内の盛り上がりはオリンピックほどではなく、現地の熱狂感が地球の裏側まで伝わりきっていないようにも感じた。中継はNHKとスカパーのみに絞られ、報道や情報番組の取り上げられ方も、オリンピックのときのようにどのチャンネルを回しても、というわけではなかったようだ。2020そして、それ以降にはオリンピックと同じくらい各局で扱われるようになることを期待し、また要望したい。

競技結果から見ると、メダル数はロンドンを大幅に上回ったものの、金メダルゼロという結果に終わった。国枝選手のけがが重なってしまうなど不運な部分もあるが、全体としては選手の練習環境、コーチ陣の体制強化、国際試合への参加の促進など、より強化していけることはあるだろう。

とはいえ、ボッチャでは団体で初めての銀メダル、ウィルチェアーラグビーでも初の銅メダルを獲得するなど、各競技で大きな成果があったことも確かだ。また、メダルの有無にかかわらす、選手一人一人が全力で高いパフォーマンスを見せてくれたことに、心から敬意の意を表したい。私も現地でのどをからすほど応援させていただいたが、ほんとうに楽しい時間だった。

現地では老若男女、障がいの有無をこえて、たくさんの人たちが心からパラリンピックを楽しんでいた。そして、ハードとソフトにおいてバリアフリーの進展が随所で見られた。

パラリンピックには社会を変える力がある。四年後の東京2020パラリンピックが、日本の社会を変える大きな力になることを期待したい。

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