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日本の中高生の間の、オタク>ギークの方程式について

昨日もその話をしたので、思い出して書くのだが、最近、中学生や高校生と話すと、今はまっている作品を聞くのが一つのよろこびで、聞いたことがない文字列が耳を通っていくのが、面白くて仕方がない。

「艦隊これくしょん」や「オトメイト」といった文字列はそうやって知っていったが、「魔法少女まどか マギカ」とか、「魔法学校の劣等生」とか、「弱虫ペダル」とか、今中高生の間で旬のネタを聞くのは、ほんとうに面白い(笑)。

そのような経験から、もはや、「芥川賞」とか「直木賞」とか、そういう古い「権威」とは全く別の文化圏があることを実感している。このあたりは、日本の文化的強みでもあって、中高生には大いには楽しんでもらいたいと思う。

一方、課題もあるかな、とは感じている。とは言っても、「魔法学校の劣等生」の愛読者に、「もっと古典を読みなさい!」みたいは話とはちょっと違う。いろいろ話を聞いてみると、文化の消費型オタクに比べて、プログラムを書くようないわゆる「ギーク」が、日本はまだまだ足りない気がする。

以下では、「魔法学校の劣等生」などの作品の読み解きに長けているタイプの人を「オタク」、プログラムをするような人を「ギーク」と仮に呼び分ければ、私のこれまでの「調査」(笑)によれば、日本の中高生には「オタク」はたくさんいても、「ギーク」の数が圧倒的に足りないのである。

人口統計的属性としては、「ギーク」の多くは「オタク」でもある(アメリカのコメディ・ドラマ、『ビッグ・バン・セオリー』には、そのあたりが描かれている)。だから、「オタク」文化は多いに結構なのだが、「ギーク」なしでは、文明の発展は力が足りない。

もっとも、「艦隊これくしょん」の愛好者が、運営やシステムのあれこれに興味を持つ、というように、「オタク」から「ギーク」への道もあるわけであって、そのあたりを厚くしていくことが、日本の教育における大きな課題ではあるかなと思う。

ということで、全国の中高生の諸君(そして、早熟な場合、小学生の諸君)、「オタク」も大いに結構なのですが、プログラムばきばきにハッキングする、「ギーク」もぜひ目指してくださいね。学校の先生方も、ぜひ、「ギーク」の推奨を(笑)。

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