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小池東京都知事に聞いた、都政をどう変えるのか?

東京都知事選挙が終わって1カ月がすぎた。選挙では、小池百合子さんが次点の増田寛さんに100万票以上の大差をつけて当選した。

その小池さんが、自民党東京都連幹事長で、東京都議会のドンと呼ばれる内田茂さんと、どうつき合いながら、都政改革に取り組むのか。もっと言えば、「戦うのか」、あるいは「からめ取る」のか。いま僕は、そこにいちばん興味をもっている。そこで、僕が司会を務めるBS朝日の討論番組『激論!クロスファイア』に、小池さんに生出演してもらった。

僕には、どうしても小池さんの考えを聞いてみたいことがあった。「都議会はドンが仕切っており、舛添都政はその傀儡政権。都議会の正常化のためにはガンを切除しなくてはならない」という、猪瀬直樹元都知事の言葉だ。

僕は、早速、小池さんにぶつけてみた。対して、小池都知事は明言しなかった。だが、どちらかといえば「からめ取る」作戦でいくのではないかと感じた。

小池さんは、「自律改革」を掲げている。東京都職員一人ひとりが改革するのだと士気を上げたいという。どうやって士気を上げるのかと聞くと、目安箱を設けて意見を集める、そして、「職員のわくわくを大事にしたい」、と答えた。

小池さんが表明している政策のひとつに、「無電柱化」がある。日本では、道路に電柱があるのが当たり前だと思っているが、電柱をなくすことは実現可能だ。そもそも狭い道路が多い東京では、歩道が電柱でさえぎられるような箇所も多い。車いすやベビーカー、目の不自由な方などが歩くには、非常に危険だ。その電柱をなくすというのだ。

それはいつ可能になるのか、と聞いたところ、「田原さんや私はもうとっくにいなくなっている22世紀だろう」と言った。そして、「地震国だからこそやらねばならない。イノベーションにもつながる」とも述べていた。

僕はこの目で見られないだろう。だが、未来の道路を思い浮かべて僕は非常にわくわくした。都職員たちも、こうした小池さんの話に、きっと「わくわく」することだろう。「自律改革」に現実味を僕は感じたのだ。

小池さんは都知事就任後、早速、築地市場移転の延期を発表した。猛反発もあるが、平然としたものだ。「根回しベタといわれるが、根回しをしていたら改革できない」「コンセンサス(consensus)ではなく、コンビクション(conviction)の時代ではないか」と、イギリス元首相サッチャー氏の言葉を引用しながら、力強く語った。

僕は組織の論理やしがらみ、前例などから、するりと抜け出た小池さんが、とてもしなやかで、いいと思った。一都民としても、おおいに期待したいと、心から思った。

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