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これからは地域力が問われる時代。それなのに千葉市内では“地域力の格差”が如実に現れ始めている - 「賢人論。」第19回(前編)熊谷俊人氏

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2009年、政令指定都市としては歴代最年少の31歳で千葉市長となった熊谷俊人氏。そうしたプロフィールに加え、インターネットのSNS(ソーシャルネットワークサービス)を活用した情報発信などに注目が集まりがちだが、どうして、その政治手腕は確かなもの。例えば2014年には待機児童ゼロを達成するなど子育て支援に積極的であるし、高齢者支援についても2013年から開始した介護支援ボランティア制度も精力的に推進している。そんな熊谷市長へのインタビューは、千葉市内の高齢化の話題に始まって、地域が果たすべき役割についてまで、多岐にわたった。

取材・文/安濃直樹(編集部) 撮影/公家勇人

2025年問題に向けての準備が、国も市町村も含めて間に合うのか?その危機意識は強い

みんなの介護 熊谷さんが千葉市長に就任してから7年が経ちました。その間での市内の高齢化について感じるのは、どういったところでしょうか?

熊谷 そうですね。特に敬老会のシーズンなどに千葉市の各年齢層別の人数をじっくり見るんですが、この7年で歴然と増えていますね、高齢者の数が。団塊の世代が後期高齢者になる「2025年問題」が取り沙汰されることが多いですが、それが寸分の狂いもなくデータとして実証されてきている、という感じです。

市全体で見るとそこまで苦しい状況…というわけではありませんが、医療や介護の現場を見ると、それはもうどんどん苦しくなっていますよね。医療関係者の方からも、「病院に来る人たちがどんどん高齢者になって、身寄りのない人が増えている…」みたいな状態の話も聞きますし。介護で言うと、介護職員の確保が困難になっているのは本当に大きな問題です。着実に、2025年問題がひたひたと近づいている足音を感じますし、そのための準備が、国も市町村も含めて間に合うのか?という、かなりの危機意識を持っているのが現状ですね。

みんなの介護 高齢化率が確実に上がってきている、と。

熊谷 高齢化を考えるとき、その数字は全人口における65歳以上の人口の割合で算出するじゃないですか。それっておかしいですよね。市町村レベルで、現地で地域の住民と接している私たちからすれば、65歳を過ぎたばかりの人って、元気な方が多いですから。それを“高齢者”という言葉でくくって良いのか?と。

ですから千葉市では、65歳以上とひとくくりにするのではなく、65歳から74歳の前期高齢者と75歳以上の後期高齢者とを厳密に分けて考えるようにしています。特に後期高齢者の増加の現況はしっかりと把握して、施策を立てていこう、と。

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