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開運商法という霊感商法QA-開運グッズ詐欺で業者や仁和寺、善通寺などへの損害賠償求提訴を受けて

今回(2016年8月29日)の開運商法被害弁護団による損害賠償の提訴を受けて、UPします。

開運商法=霊感商法についてのQ&Aを、まとめてみました。

それにしても、今回提訴された「仁和寺(にんなじ)」(京都市)、そして弘法大師・空海の生誕地として伝えられる「善通寺」(香川県善通寺市)=双方とっても有名なお寺です=に限らず、大手仏教教団の「霊感商法被害放置」の姿勢は異常です。

このような仏教教団の放任姿勢が、オウム真理教事件を生み出した背景事情にあったことを、強く反省すべきです。

既存教団の努力が強く求められています。

(1)「霊感商法の勧誘で被害者に多いのが30代から40代の女性ですが、現在どのくらいの人が被害にあっていますか?」

 国民生活センターの報道発表資料(平成24年2月2日付)を添付しました。その内容をお読み下さい。

(2)「霊感商法の勧誘ルートでFFで勧誘される側は、家族や友達がおかしいと感じないのですか?」

 拙書『マインドコントロール』の82頁に記載した「好意」の利用です。人は身近な人からの勧誘を信頼しがちです。

(3)「チラシ広告などにのっかている「開運ブレスレット」などはすべて霊感商法なんですか?

 霊感商法の定義にもよりますが、自ら店頭に出向き自分で商品を選択できる店頭販売とは違い、通信販売、訪問販売、電話勧誘販売は、ほぼ全てが霊感商法である可能性が高いものです。この点は消費者庁のニュースリリース(平成25年3月21日付)=PDFを添付しました。その内容をお読み下さい。

(4)「チラシ広告などの「開運ブレスレット」などすべてが霊感商法ではないときの見分け方などありますか?」

 つまり③で述べたとおり、原則として、全てが霊感商法というべきものですので、見分け方としては、むしろ全てが霊感商法と考えて購入を避けた方がいいです。

(5)「どのようにしたらマインド・コントロールは防ぐことができると思いますか?」 

 これも拙書『マインドコントロール』208頁以下に書いたとおりです。

 また国民生活センターと消費者庁の上記資料をお読み下さい。消費者へのアドバイスが書いてあります。

 ただ、あえて一言付け加えれば、マインドコントロールは巧妙であり組織的でもありますので、個人の力でこれを見抜くことは非常に難しいのが現状です。

 被害予防のためにはマインドコントロールの知識が非常に重要であり、これが私が『マインドコントロール』を書いた理由です。

 そしてマインドコントロールの被害は、自分だけでなく家族や友人にもおよびます。知識を自分だけのものとせず、家族や友達、回りの人を救うための努力が重要です。

[参考]

・このブログ
仏教界は詐欺対策に本腰を!本日2016年2月16日、開運商法=霊感商法業者の「幸せ工房」が摘発!=3人逮捕 16/02/16 記事
速報!霊感商法業者(「開運ブレスレッド」「携帯型パワースポット」)に消費者庁が業務停止命令! 2012年11月20日更新情報あり 12/11/16 記事
国民生活センター発表:開運ブレスレットや数珠の購入をきっかけに、“除霊のため”“運気を上昇させるため”と、次々に開運商品を売りつける手口に要注意! 12/02/21 記事

開運商法被害弁護団 - 霊感商法の実態
「監督義務怠った」開運商法で世界遺産の仁和寺など2総本山を提訴 1都7県の9人 東京地裁 - 産経ニュース=2016.8.29 18:16更新

 「開運商法」で多額の金銭を支払わされたとして、1都7県に住む30~80代の男女9人が29日、開運商法業者3社と、加持祈祷名目で関与したとされる岡山県高梁市の「戒徳寺」と「観音寺」、両寺がそれぞれ所属する2つの包括宗教法人(総本山)に計約8700万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。

 提訴された総本山は世界遺産に登録されている「仁和寺(にんなじ)」(京都市)と、弘法大師・空海の生誕地として伝えられる「善通寺」(香川県善通寺市)。原告側の開運商法被害弁護団によると、開運商法に関与したとされる寺が属する宗派の総本山を被告に含めた訴訟は初という。

 訴状などによると、被告の業者「笑福堂」「さくら」「ひかり」=いずれも解散=は実質的に同一で、平成25、26年、「宝くじが当たる」「必ず効果が出る」などとする開運グッズの広告を雑誌に掲載。「購入したのに効果が出ない」と電話した顧客に「悪霊がいるためだ」などと説明し戒徳寺と観音寺に加持祈祷を依頼する名目で、9人に数百万円から1千数百万円の支払いをさせた。両寺の代表者は親子で、支払われた金銭の一部は両寺が受け取っていたとしている。

 仁和寺と善通寺については、戒徳寺と観音寺の霊感商法への関与をやめさせるよう弁護団が申し入れていたにもかかわらず改善措置をしなかったとして、監督責任を問うとした。

 戒徳寺と観音寺は「名義を冒用(不正利用)されたと考えている」とコメント。仁和寺側は「訴状を見た上で内容を検討したい」、善通寺側は「係争中なのでコメントは差し控える」とした。

・フジテレビの報道=開運グッズ詐欺 業者や宗教法人相手に損害賠償求め提訴=08/29 21:25

 開運グッズで金銭をだまし取られたとして、業者や宗教法人を相手に、損害賠償求め提訴した。
開運グッズ購入で、金銭をだまし取られたとして、男女9人が、業者や岡山県の宗教法人を相手取り、およそ8,700万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。

 東京や茨城などの30〜80代の男女9人は、ブレスレットなどを購入したあと、「あなたに悪霊がついている。家族にも、悪いことが起きる」などと脅され、およそ7,200万円をだまし取られたと訴えている。
弁護団は、被害は全国で起きていて、同じような手口で、組織的に詐欺行為が行われていると指摘している。

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