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そろそろ定着してきたか、大規模イベントにおける救護救急体制の整備

そろそろ東京消防庁から表彰されてもいい頃だな、などと思っている。

一般財団法人日本救護救急財団が日テレの24時間テレビの救護救急業務を引き受けてから、救急車の出動要請件数がゼロになっているのだから、劇的な変化である。
論より証拠、というのは、こういうことである。

日本テレビの関係者の方がよく決断されたと思う。

それまで大手の警備会社に依頼していた警備及び救護の業務の内の救護を一般財団法人日本救護救急財団に委託されるようになったのだが、救急救命士と救急救命士資格を取得するために勉強中の学生がチームになってイベント会場を巡回し、熱中症等で異常を来している人を見付けたら救護所に連れて行って必要な措置をする、という体制を取り始めたら、あっという間に救急車の要請をしなければならないような重症事例が消失してしまった。

具合が悪くなった人、体調がすぐれない人、怪我をした人などを見付けたら直ちに応急措置をするなり、涼しいところに連れて行って水分を補給したり休ませる、ということだけで重症患者の発生を相当程度防ぐことが出来るのだから、巡回型の救護体制が如何に有効か、一目瞭然である。

もっとも、医学的知識が乏しい人や経験がない人の場合は、うっかりすると必要な応急措置をしなかったり、重症化しやすい兆候を見逃したりすることがあるから、こういう救護の業務は相当の医学的知識や経験、技術がある人が担う必要がある。
救急救命士は、まさにこういう場面に打ってつけの救護のプロと言っていいが、しかし、ただ単に救急救命士という資格を有しているだけでは足りないことがあり、それなりの継続教育が必要とされている。

そういうあたりの認識を持って救護救急業務の確立と質の向上のために日夜奮闘しているのが一般財団法人日本救護救急財団だ、というのが私の認識である。

大規模集客施設や大勢の観客が来場する大規模イベントにおいては、施設側やイベント主催者側に来場者の安全を確保するための相応の措置を講る義務がある、というのが私の理解である。

24時間テレビでの救護救急体制整備が一つの先進事例になると思うが、最近はその他の大規模イベント主催者も同様の救護救急体制を整備されるという動きになっているようである。

いいことである。
いいことは、どんどん普及させていただきたいし、必ず普及するだろうと思っている。

今年も24時間テレビの救護救急業務を財団が引き受けている。
多分、今年も大きな事故もなく終了するだろうと思っている。

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