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ブライダル関連市場、全体では縮小傾向も 海外挙式は人気、平均額は約205万円で過去最高に

サイトウ イサム[著] / 加藤 秀行[著]

 ブライダル関連市場が縮小傾向にある中で、シンプルな挙式を望む人が増える一方、海外ウエディングの費用は過去最高を記録した。

 矢野経済研究所が5月16日に発表した「国内ブライダル関連市場の調査結果(2016年)」によると、2015年のブライダル関連市場規模は、前年比0.7%減の2兆5,480億円の見込みだ。調査対象はブライダル産業に参入しているサービス業や物販業を中心とした企業及び関連団体等。ブライダル関連市場は、挙式披露宴・披露パーティー、新婚家具、新婚旅行、ブライダルジュエリー、結納式・結納品、結婚情報サービスの主要6分野が対象。調査期間は2015年12月から2016年2月。

 発表によると、市場全体で半分を占めている挙式披露宴・披露パーティー市場で、予約の入りにくい日を中心に少人数婚を積極的に販売する動きが見られ、単価が下落した。また、婚姻件数の減少や、婚礼関連分野への支出を抑制する流れが強まっていることから、市場全体が縮小した。2016年の同市場もほぼ横ばいで推移するとみられ、前年比0.3%減の2兆5,400億円と予測している。

 そんな中、株式会社リクルートマーケティングパートナーズは、海外挙式に関する調査結果「ゼクシィ 海外ウエディング調査2016」を8月4日に発表した。調査対象は「ゼクシィ」読者のうち、2015年に結婚をして海外で挙式を予定していた350名で、調査期間は2月26日から3月25日にかけて。

 発表によると、海外ウエディングの費用の平均額は、前年比15万円増の204万6,000円で、過去最高を記録した。挙式の地域別に費用の平均額を見ると、ハワイが220万3,000円、ヨーロッパが186万1,000円、グアムが164万9,000円、アジア(ビーチを含む)が141万円など。海外ウエディング費用の総額は、旅行代金、挙式にかかった費用、現地でのパーティ・会食の費用を含む。

 続いて、海外ウエディングを選んだ理由を複数回答で聞くと、多い順に「海外挙式に以前から憧れていたから」(56.9%)、「結婚式だけでなく、新婚旅行も一緒にできるから」(55.7%)、「堅苦しい結婚式をしたくなかったから」(49.1%)、「多くの人を呼ばなくてすむから」(44.0%)などとなった。

 ブライダル関連市場では低価格化が進む一方で、海外ウエディングへの平均額は増えている。結婚式や披露宴に対する考え方も多様化が進んでいるようだ。

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