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ソニー、英ダンスミュージック会社「Ministry of Sound」レーベル部門を買収。定額配信ビジネスを視野

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ソニーミュージックUKが大きな買収に成功しました。ダンスミュージックのトレンドを長年築いてきたロンドンの大型クラブMinistry Of Soundが運営するインディーズ系音楽レーベル「Ministry Of Sound Recordings」を買収したことが発表されました。

James Palumboが1991年に始めたクラブのMinistry of Soundが、音楽事業を開始したのは1993年。以来20年以上に渡って、数々のDJミックスCDやコンピレーション、リミックス集を制作しリリース、知名度から見ても世界で最も影響力あるダンスミュージック・ブランドの一つに成長してきました。

Ministryブランドのアルバムはこれまで世界で7000万枚以上を売上、40作品がUKアルバムチャートで1位、21作品がUKシングルチャート1位を獲得するほど絶大な支持を集めています。

また現在はアーティストのマネジメントも手がけ、Example、London GrammarSigala、DJ Freshなどの人気アーティストをロースターに抱えています。London GrammarそしてSigaraはすでにレコード契約をソニーと取り交わしているため、ソニー傘下のレーベルからリリースをしています。

コンピレーションのブランド力を定額配信に活用

今回の合意でソニーミュージックは、MOSの強力な新進気鋭のロースター、バックカタログ、そして世界中で人気がありビジネスとして最も価値の大きなコンピレーションの権利を取得します。

コンピレーションの配信権を獲得したソニーミュージックはこれで、人気アルバム・ブランドを販売できるだけでなく、SpotifyやApple Musicなど定額制音楽配信での配信、さらにプレイリスト・マーケティングに活用することが可能になります。ソニーミュージックの狙いもアルバム販売よりもコンプレーションそしてその先のプレイリストを絡めたA&Rを視野に入れているはず。定額配信ユーザーに向けた独自のマーケティングや、プレイリストを活用した実験的な取り組みも今後は加速していくと予想されます。

Ministry of Soundは、2013にSpotifyとユーザーが勝手にコンピレーションを模造するプレイリストを巡り対立してきました。2014年にようやくSpotifyと和解しています。

世界的に一般リスナーの音楽の消費がダウンロードからストリーミングに移行する中、音楽ビジネスもストリーミング時代に沿ったモデルを全てのレーベルが模索し続けています。

コンピレーション市場が現在も大きな市場であることに間違いはありません。しかし今後のストリーミング時代においてプレイリストが重要視される流れが強まり、コンピレーションがどれまで価値を提供しつづけるかもレーベルにとってはチャレンジングな課題となっていくでしょう。

ソニー・ミュージック・エンターテインメントの会長兼CEOのダグ・モリス(Doug Morris)は声明文で「この合意は私たちの素晴らしいアーティストとヒット曲へ継続して投資する姿勢を強めます。ソニーミュージック・ファミリーを代表してMinistry of Sound Recordingsの才能あるアーティストたちとチームを世界レベルなクリエイティブの拠点に参加することを歓迎します」と買収へポジティブな言葉を直接残しています。

ソース
Sony Music UK Acquires Ministry of Sound (Billboard)

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