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【ん?】「不幸でない国」で日本が3位に入る ネットは疑問視「年間何万人も自殺してる国のどこが幸せなんだ」

少子高齢化や労働人口の減少など、問題が山積みの日本だが、米ブルームバーグによれば、「不幸でない国」の3位に入るという。

8月7日の記事「World’s Least Miserable Live in Asia, Thanks to Disinflation」では、74か国のミザリー指数(インフレ率と失業率を足した指数)を元に「不幸でない国」を測定している。その結果、指数が1.1%で最も低かったのがタイで、以下、シンガポール(1.4%)、日本(2.7%)と続いた。

「サービス残業や低賃金重労働が蔓延してる日本のどこが不幸じゃないんだか」

74か国中3位といえば、かなり好成績だ。このニュースをロシアの通信社スプートニクの日本語版が報じると、ネットでは「他人との比較やめれば現代の日本なんて超幸せに暮らせる国だからね」「日本の失業率の低さは本当に素晴らしい」という声があがった。

一方で、「日本が3位ってだけで信頼できない」と順位に疑問を呈す声も。「インフレ率と失業率だけみて幸不幸を決められてもなあ」という人もいた。確かに、ミザリー指数は低かったのかもしれないが、ブラック労働がはびこっているのでは、不幸せではないといえないのではないかというのだ。

「サービス残業や低賃金重労働が蔓延してる日本のどこが不幸じゃないんだか」
「日本って生まれた時から労働する為に自由もなくなる人生が待ってるじゃん」

たとえば、労働政策・研修機構の「データブック国際労働比較2016」によれば、日本で週49時間以上の長時間労働している人の割合は21.3%(2014年)で、先進国の中で最も高くなっている。

また、厚生労働省の「過労死等の労災補償状況」によれば、精神障害での労災補償請求件数は年々増加しており、2011年度に1272件だったものが2015年度には1515件になっている。長時間労働に蝕まれている人が多いのは揺るぎない事実だろう。

若者の自殺率は先進国で最も高い

順位を懐疑的に見る人の中には、日本の自殺率の高さの問題を指摘する人もいた。

「自殺率世界トップクラスなのになんで不幸じゃない国3位?」
「年間何万人も自殺してる国のどこが幸せなんだよ…」

警察庁の統計によれば、2015年の国内の自殺者数は2万4025人。1998年から2011年までは毎年3万人を超えており、近年減少してはいるが、それでも多いことに変わりはない。WHOが2014年に出した報告書(pdf)によれば、日本の自殺率(人口10万人対)は18.5%で171カ国中17位となっている。

また、厚労省の「2015年版若者自殺対策白書」によれば15歳~34歳の死亡の原因の1位が自殺となっているのは先進国においては日本のみ。そのため、「こうした状況は国際的にみても深刻」という声が出ていた。

6人に1人が122万円未満で生活している現実

「一億総中流」といわれたのも過去の今や過去の時代。厚労省の「2013年国民生活基礎調査の概況」によれば、相対的貧困率は16.1%。日本の貧困線が122万円のため、約6人に1人がそれを下回っているということになる。国内での格差も進んでいるのだ。

インフレ率と失業率という観点からすれば「不幸ではない国」なのかもしれないが、どうやらそれで納得できる人が多数ということではないようだ。

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