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オバマ大統領が語る21世紀のフェミニズム:「平等は全国民のより自由な人生につながる」

By JON BLISTEIN


バラク・オバマ大統領は「性別による固定観念や性差別をなくそう」と、心を打つエッセイを通じてアメリカ国民に強く訴えかけた。(Photo by Drew Angerer-Pool/Getty Images)

オバマ大統領は心に響くエッセイを通じて、性別間の既成概念を捨てるよう国民に呼びかけた。

バラク・オバマ大統領は、グラマー誌にフェミニズムに関する感情のこもったエッセイを寄稿し、「性別間の既成観念や性差別の存在を容認している現在の文化や風潮を変革すべきである」とアメリカ国民に向かって呼びかけた。

エッセイの中でオバマ大統領は、夫としてまた父親として、サーシャとマリアの二人の娘たちがホワイトハウスという特殊な環境の中で成長する姿を見守ってきたことを回顧している。「我々アメリカ人が過去100年、50年、いや、さらに言うならこの8年間に成し遂げた進歩はめざましく、私の祖母たちの時代よりも私の娘たちが生きる今の方がより良い生活ができている」と書いている。

オバマ大統領は、同一労働同一賃金問題、性と生殖に関する権利、性同一性や性的指向に対する既成概念など、女性たちが今なお直面している数々の問題点を挙げた。また、大統領が法学フェローやイリノイ州議会上院議員だった時代に、ミシェル夫人が背負わねばならなかった不合理で不当な育児負担など、夫婦が体験した問題も明らかにした。さらに、父親のない子どもに対する偏見によって受けた影響についても語っている。

「このような固定観念は打ち破る必要がある。少女は自己主張せずにおしとやかに、少年は涙など流さず男らしくしているべき、という既成概念に基づく育て方は変えなければならない。女性の性的関心は非難され、男性の場合は許されるといった風潮も変えるべきである」。

「街かどで、或いはネット上で日常的に行われる女性に対するハラスメントを許してはならない。女性の台頭は脅威、と男性に教育するのも間違いである」と主張する。

オバマ大統領はまた、有色人種の女性や少女に対する風当たりの強さも特に非難している。ミシェル夫人が一定の地位を築いた後も、彼女は自分が正しい方向を目指して正しい事ができているかどうかに気を配り、我が強すぎないか、または必要以上に怒っているように見えないか、ということをいつも気にしていたという。

親には、子どもたちにこれらの既成概念や一般的な通念を認識させると同時に、概念を打ち破らせるように教育することを勧めている。また、男性は男性至上主義を打破すべき、とも主張している。最後にオバマ大統領は、ヒラリー・クリントン氏が与党初の女性候補となった2016年の大統領選挙の歴史的意義を指摘している。

「男女問わず全ての子どもたちには、女性候補の誕生にはそこに至るまでの歴史があることを知ってもらいたい。建国の父ベンジャミン・フランクリンだけではなく、奴隷や女性の解放運動家ハリエット・タブマンの存在もあってこそ、ということを認識して欲しい。また、どの子どもも性別に関係なく思い通りの人生を選択できる国にするため、一人ひとりの努力が必要である。これが21世紀のフェミニズムである。即ち、平等は全国民のより自由な人生につながる、ということである」とエッセイを締めくくった。

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