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7月29日(金)ムネオ日記

 昨日16時からいつもの衆議院第2議員会館会議室で7月東京大地塾を開催した。今月も大勢の方々が参加して下さり、感謝に堪えない。
 今月のテーマは「トルコにおけるクーデター未遂」だったが、佐藤優さんは冒頭、相模原市の障害者施設19人の命を奪った事件について触れた。
 今朝の東京新聞こちら特報部、本音のコラムは佐藤優さんであり「偏った思想 解明を」という見出しで、昨日話された内容なので読者の皆さんに全文お知らせしたい。

 26日未明、相模原市の障害者施設に刃物を持った男が押し入り、障害者らを刺した。その結果、19人が死亡し、26人が負傷した。日本犯罪史に残る凶悪事件であることは間違いない。
 報道から断片的に伝えられる被疑者に関する情報からだと、事件を予告する手紙を衆議院議長公邸に持参する、犯行時には結束バンドを用いて施設関係者を拘束するなど計画性がある。今後、捜査が進められ刑事事件として立件されることは確実と思う。
 筆者も刑事裁判の経験があるが、検察側は散財の立証に力点を置き、弁護側は被告人に有利な事情を探し出すので、公判の過程で「いったい何があったのか」という真実はなかなか見てこない。
 相模原市の殺害事件については、精神科医、哲学者、犯罪学者、心理学者、また障害者施設の運営に詳しい専門家などが独立の調査チームを作って学際的観点から、なぜこのような事件が発生したかについて、徹底的な調査を行い、分析する必要がある。このチームに哲学者を入れる必要があるのは、この被疑者が、障害者に対して偏った思想を持っているので、それがどこから生じたか、背景事情を解き明かす必要があるからだ。事件の再発を防止するためには、われわれが持つ知の力を総動員する必要がある。

 再発防止を考える上でも佐藤さんの言う通りだと思う。
こうした事件で警察・検察は立件、裁判を考え司法はどんな判決を出すかしか関心がもたれないが、大事なのはどうしてこうした凶悪事件が起きたかである。
 事件を起こした男が2月20日緊急措置入院中に「ヒトラー思想が2週間前に降りてきた」と話し、やまゆり園との19日の面談で「障害者がいることが周りを不幸にする」と主張し、園長から「ドイツのナチスと同じ考えだ」と指摘され「そうとらえられても構わない」と譲らなかったという(東京新聞29面)。
 こうした話を聞くにつけ、やはり調査チームを作り徹底的に分析し今後に生かすべきである。
 改めてお亡くなりになられた方々のご冥福と負傷された方々の一日も早いご全快を願ってやまない

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